着物の生地は男性でも女性でも仕立の仕方で着られます。江戸小紋☆NHK朝の連ドラ「あさが来た」に学ぶ男性着物3

NHKの朝の連ドラ「あさが来た」の新次郎さんの羽織と同じような柄を展示会で見つけました。
「この江戸小紋は男性の着物や羽織にしても素敵ですよ」
と仰ったのは先日お会いした富田染工芸の富田さんです。例えば羽織に仕立てて着た時は新次郎さんのような感じになると思います。遠目には無地に見えますが、よく見ると細かい模様があるのが素敵です!

江戸小紋です。拡大してみると繭玉(絹を作る蚕のまゆ玉)のようです。

染見本から気に入った柄を指定して好きな色に染めてもらうこともできます。「京裳苑」では富田さんに直接お誂えすることもできます。
この江戸小紋もそうですが男性でも女性でも着られます。
男性と女性の着物の生地の違いは基本的にはありません。
ただ一般的に男性の方が裄(手)が長く従来の反物の幅では対応できないことが多く、一部のメーカーさんでは幅広い反物を織っていらっしゃいます。
幅広の反物を織ろうとすると織機の幅から変えねばならず、簡単にはできません。
身長がそれほど高くない方なら色柄が気に入ったレディースから選んでも大丈夫です。
着物って仕立て方だけでどちらにもなるんです。男性の着物と女性の着物の違いはこちらを見てくださいね。
「男性の着物と女性の着物の違い」って知っていますか?大きく3つ違います!
同じ生地を使って男性にも女性にも、体型も色々な方に着られるように再生できるのは世界の衣服、民族衣装でも着物だけです。それほど日本人は布を大切にして使い回しして来ました。
日本人は昔から知恵を働かせ、世界でも例を見ないエコな民族であったことを誇らしく思います。
江戸小紋についてはこちらを見てくださいね。
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江戸小紋の染め方。一万円札と同じ良質の和紙で染めます☆新作発表会「京裳苑」の準備が急ピッチ
京裳苑では
職人さんや作家さんが会場にいらっしゃるのでお話を聞いたりお誂えすることもできます。
何か一つ欲しいものがあったら「京裳苑」へ行きましょう!
第42回 京裳苑
◾️ とき 5月31日 (金) 6月1日(土) 2日(日)
◾️ 場所 京都 みやこメッセ 1階 ( 平安神宮前 )
◾️ 入場料 無料
ご予約を頂いた方のみにご招待状をお送りします。
「京裳苑」ってどのような催し? どんな内容なの?
6月は着物のメーカーさんが秋冬物の新作を業者に向けて一斉に発表する時期です。それをいち早くお客様に直接見ていただこうと始まったのが「京裳苑(きょうしょうえん)」です。今年で42回目になる京裳苑は岐阜の着物専門店、山本呉服店が一社で主催し一流のメーカーさんたちがみやこメッセの広い広い会場に見渡す限り一堂に出品してくださる業界でも唯一の素晴らしい展示会です。
3日間の会期中はそれぞれのメーカーさんの社長さんもしくは制作責任者の方々が会場へ来て頂け、自社のこだわりや制作秘話、思いなどを直接聞けるのも楽しみです。自分の手に入れたものがどのようなものであるかを知るとかけがえのない大切な宝物になります。
42年続いているのはひとえにお客さまの支持があってこそです。結婚前に親子で京都で選んで作っていただいた思い出と変わらぬ色柄の良さで、また代が変わっても親子、孫と一緒に京裳苑で選びたいと来ていただいています。
よろしかったらご案内をお送りしますので、お申込みフォームにアドレスをお知らせください。ご案内状もありますので送って欲しいという方はメッセージの欄にご住所を書いてください。
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