長襦袢にも広衿とバチ衿があります☆長襦袢はバチ衿でいい。

きもの相談

「着物を着ようと思ったら半襟が付いていない!」

暑くなってきたので長襦袢を単衣の長襦袢に変えようと思いました。

 

出したら、、、、  半襟が付いていな〜い・・・・

出かける前だったので、タイマーをかけながら大慌てでザクザクと付けました(汗)

 

 

半襟は着物どの部分よりも汚れます。

 

汚れるからこそ、そこだけ洗って付け替えることによってキレイに着られるのです。

 

とは、分かっていても やはり面倒なもの。

 

季節が変わって、しばらく着ていなかった長襦袢を出して慌てなくていいように

季節の終わりに半襟を洗ったらその時に付けておくといいですね。

 

 

お葬式用の白の長襦袢もそうです。

予期せぬ急な場合もあるので、タンスの整理をされた時などに半襟が付いているか確認しておくのもオススメです。

 

 

ところで、

長襦袢の衿には2つの形態があるのをご存知でしょうか?

お問合わせからメッセージをいただきました。

 

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長襦袢の刺繍半襟の付け方も間違えてしまっていたことが判明しまして、先ほどまで付け替えておりました。

娘の長襦袢は、襟が幅広になっておりますタイプでしたが、私がYouTubeでお手本にさせて頂きましたのは、幅広ではない襟でした。(二種類あることもわからず、なんだか変だなとは思っていたのですが)

ですので私は、襟を無理やり二つに折りまして、その上から刺繍半襟をつけてしまいました。

もっこりとした、あつーい襟が出来上がりました。

YouTubeで幅広襟に半襟をつけている動画をやっとみつけまして、ようやく付け替えることができました。

着物はとても奥深いですね。

いろいろ勉強になります。

 

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着物に広衿とバチ衿があるのと同じように、

長襦袢にも広衿とバチ衿があります。

広衿は10センチくらいの幅になっていて分厚い衿芯が付いている上に半襟が付いています。

着るときに着物と同じように片山で半分に折り、あとは体に沿わせて衿幅を少し広げて着ます。

首に当たる部分は汚れやすいので細長い布(半襟:はんえり)を縫い付けます。汚れたらその布だけ取り替えます。この写真は衿の外側に大小しつけがしてありますが、これは目立たないほうがいいですね。まあ、着れば見えませんが。

 

 

通常はバチ衿で、衿幅が狭く縫ってあって着るときに衿芯を差し込むだけで着られます。

 

 

半襟のつけ方、半襟はなぜつける、衣紋を抜くとは、など

長襦袢の基本についてはこちらを見てください。

↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓

長襦袢は半襟が付いているか確認しましょう☆「ごとうゆうこ、はじめての着物に出会う」1

 

初心者には広衿は着方が難しく、長襦袢はバチ衿で良いと私は思っています。

 

 

中部地方でも名古屋から嫁いで来られた方の長襦袢は広衿が多く、着にくいので時々仕立て直しさせていただきます。

 

広衿が着にくいと思っていらっしゃる方がありましたら、変更できますのでお申し付けください。ついでに半襟もお付けしますよ。

 

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着物が着にくい、これってどうすればいいの?

なんでも聞いてください(相談無料)

 

山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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