江戸小紋の染め方。一万円札と同じ良質の和紙で染めます☆新作発表会「京裳苑」の準備が急ピッチ

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「会場ではこの台を持って行って実演を見てもらうので分かりやすいと思います」6月にみやこメッセで開催の新作発表会「京裳苑」に初めて出品していただく江戸小紋のメーカーさん富田染工芸さんの富田さんが言われました。

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東京オリンピックのスカーフも着物のデザイン発だった☆みやこメッセでの新作発表会「京裳苑」の準備も急ピッチ

 

7メートルもの長さ(着物1枚分は13メートル以上あるので板の表裏に往復して貼ります。)の染め台にピンと張った着物の生地に型紙を当てて染めます。型紙は純度の高い和紙の原料「こうぞとミツマタ」を重ねた一万円札にも使われる丈夫な紙だそうです。その紙に柿渋を塗って柄に従って無数の穴が開けられています。その上から特殊な糊(のり)を刷り込んでいきます。

 

この点を反物の点にきっちり合わせて型紙をセットします。どれか分からない〜^^; 型紙に掘られた柄と爪の大きさを比べるといかに細かいかがよくわかりますね。

 

着物につけられた、型紙を合わせる点です。ちっちゃい!!

 

この型紙1枚で繰り返し染めるのですから次々とずらして染めなければいけません。その時継ぎ目が分からないようにセットするために合わせ継ぎ目が見えないように染めるのが型小紋染めの職人さんの基本的な技術です。型紙のこの穴を生地に記されたこの穴に合わせて次々と特殊な糊を刷り込んで(糊置き)していきます。その継ぎ目が見えてはいけません。

 

糊を置いたところは重ねるとひっつくので上からおがくずをかけて止めます。触ってみると盛り上がっていてザラザラしています。この上から色を染めると糊の部分だけ染まらずに白く残り、それが柄となります。

 

「これが図案の見本です。会場で見てもらって、この柄でこの色とおっしゃっていただけば1反だけでもお好きな色に染めますよ」と富田さんは人懐っこい笑顔で話されていました。

 

来年はいよいよオリンピックです。オリンピックのスカーフを染めた染屋さんの着物はいい記念になりますね。

 

色々な話題が満載の「京裳苑」は着物に思い出が残ります。

何か一つ欲しいものがあったら「京裳苑」へ行きましょう!

 

第42回 京裳苑                    

◾️  とき   5月31日 (金) 6月1日(土) 2日(日)

◾️  場所   京都 みやこメッセ 1階  ( 平安神宮前 )

◾️  入場料  無料

ご予約を頂いた方のみにご招待状をお送りします。

「京裳苑」ってどのような催し? どんな内容なの? 

 

6月は着物のメーカーさんが秋冬物の新作を業者に向けて一斉に発表する時期です。それをいち早くお客様に直接見ていただこうと始まったのが「京裳苑(きょうしょうえん)」です。今年で42回目になる京裳苑は岐阜の着物専門店、山本呉服店が一社で主催し一流のメーカーさんたちがみやこメッセの広い広い会場に見渡す限り一堂に出品してくださる業界でも唯一の素晴らしい展示会です。

3日間の会期中はそれぞれのメーカーさんの社長さんもしくは制作責任者の方々が会場へ来て頂け、自社のこだわりや制作秘話、思いなどを直接聞けるのも楽しみです。自分の手に入れたものがどのようなものであるかを知るとかけがえのない大切な宝物になります。

42年続いているのはひとえにお客さまの支持があってこそです。結婚前に親子で京都で選んで作っていただいた思い出と変わらぬ色柄の良さで、また代が変わっても親子、孫と一緒に京裳苑で選びたいと来ていただいています。

よろしかったらご案内をお送りしますので、お申込みフォームにアドレスをお知らせください。ご案内状もありますので送って欲しいという方はメッセージの欄にご住所を書いてください。

 

山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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