吉野、金峯山寺の御開帳と吉野千年の特産品☆柿の葉寿司と吉野の本くずもち

旅行

吉野の中心にある金峯山寺では御開帳が開かれていました。この前行った時、閉まっていた蒼不動尊3体にお会いできました。

 

コロナの影響もあったのでしょうか、

密にならない様に1人ずつお不動さんと向き合えるように半畳づつほどの仕切りが設けられていて、静かに向き合うことができました。

 

お参りされる方も少なかったのかもしれませんが5、6人並んでいましたが、すぐに入れました。長居する人がなかったのは後の方の事を思い、心得られていたのでしょう。その思いやりが素敵だと思いました。

 

 

お不動さんは7、8メートルもあって目が少し光っていました。普通は厳しいお顔で怖いとも感じるのですが、何故か優しさを感じました。お会いできて良かったと素直に思えました。

御開帳は5月5まで、毎年桜の時期と紅葉の時期に御開帳をされるそうです。

 

丁寧に作られた柿の葉寿司。鮭と鯖のハーフ。私にはちょっと塩辛かったです。

 

 

吉野は1000年以上の歴史があるだけあって、独特の名産品があります。

吉野葛と柿の葉寿司です。

 

特に中千本の金峯山寺の近くにはたくさんの名店があります。

 

いつも吉野へ行かれる友人に美味しいお店を聞いていたので、そのお店へ再訪してお昼にしました。

 

 

土産に買ってきた柿の葉寿司は1日おいた方がナレると言われていました。

 

なるほど1日おくことを前提に味が決められています。

1日経てば、塩気がご飯に移りまろやかになるのでしょう。

 

くずもちは一塊の袋知りで包丁で切り、きな粉と黒蜜をかけます。

ちょうど昨年、吉野へ一緒に行った友人が次の日にサロンへ来てくださいました。ジャストタイミングで、思い出を語りながら吉野の桜のお話をするのに、くずもちを一緒に食べました。

 

「きな粉のいい香り〜〜」彼女の五感の鋭さに私の方がびっくりしました。

 

 

吉野で買ってきたくずもちにきな粉をかけて食べます。茶こしでふるうとキメが細かくなり、香りが立ちます。

 

実はきな粉を茶こしでふるってかけて出したのです。

 

 

キメが細かくなって粉砂糖がふんわりかかったようになりました。それとともに、きな粉の香りが立ったのです。

 

 

「ゆっこさんのおもてなしは、この一手間なんですね」

お抹茶をふるったので、同じようにきな粉もやっただけなんです。

むしろ彼女がそんな風に感じ、喜んでくださったのが私には最高のご馳走でした。

 

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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