和菓子に白味噌、初釜に付き物「花びら餅」って何?☆白味噌談義2
京都さんぽ
「花びら餅って美味しいと思って食べたことなかったけど、老松さんのは本当に美味しかったわ」白味噌の話題から花びら餅の話になりました。
初釜のお菓子は裏千家では「花びら餅」 お正月限定のお菓子です。
写真は京都の老舗和菓子屋「老松」さんが作られた和菓子のトランプです。全てのカードにそれぞれ綺麗な和菓子の写真が載っています。下においてあるトランプのスペードのAが花びら餅です。
お正月10日頃には茶道のお家元はじめ、お茶の先生のお宅などで「初釜」が催されます。初釜は茶道の行事で新年の挨拶とお稽古始めの大切な意味もあります。
懐石料理(それに代わるお弁当)と濃茶と薄茶、お菓子で楽しみます。いわゆる和風のフルコースです。
濃茶はコーヒーで言えばエスプレッソでトロッとしたお抹茶を人数分点てて、回し飲みします。薄茶はアメリカン、泡が立ったお茶(流儀により違う)を一人一杯いただきます。
裏千家などで初釜に付き物の花びら餅は白餅を平らに伸ばして赤い小豆汁で染めた菱形の餅を重ね白味噌の餡をのせ、中に甘く煮たごぼうを挟んで半分に折り、半月形にしたものです。
白いお餅の真ん中がほんのり紅く透けてお正月らしい風情です。ごぼうの甘さと塩味の白味噌、柔らかいお餅とごぼうの歯ごたえが独特の味のお菓子です。
平安時代の新年行事「歯固めの儀式」 齢を固めるために「押し鮎」などの堅いものを食べて、健康と長寿を祝う行事に由来します。この風習から、やがて押し鮎はごぼうに、餅と白味噌餡を雑煮に見立ててお正月のお菓子して花びら餅が用いられるようになりました。
初釜は新年の初のお茶会ですので、着物も少し華やかなものを選ばれる方が多いです。
平生のお茶会に振袖は着ません。わびさびを重んじる茶道には振袖は会いません。狭いお茶室で大切なお道具を扱うにも長い袖は邪魔です。
ただし、初釜だけは未婚の方の着物として初釜だけは華やかさを添える意味で振袖も着ます。平素のお茶会には無地の着物の方も華やかな訪問着をお召しになる場合が多いです。
さて、昨年さろんへ着付け教室に来てくださった方は「初釜に自分で着物を着ていきたい」という方がほとんどだったのですが、皆さんご希望通り自分で着て行かれるそうです。
頭で何を目指しどうすればいいかを理解し、手付きを真似るという「理屈や」な私の教え方なので忘れないのかもしれません。
少し間が空いている方もありますが、自分で着て行かれると聞いてた良かった!とホッとしています。
お教えした後も責任を感じていますから^^
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