長襦袢は半襟が付いているか確認しましょう☆「ごとうゆうこ、はじめての着物に出会う」1

ごとうゆうこ、はじめての着物に出会う

おばあちゃんから送られてきた風呂敷包みを広げると、、、

長襦袢が出てきました。

首に当たる部分は汚れやすいので細長い布(半襟:はんえり)を縫い付けます。汚れたらその布だけ取り替えます。

 

着物は襟を後ろに引いて独特の美しいカーブを作り出して着ます。「衣紋(えもん)を抜く」と言います。

こちらの記事も参考にしてくださいね。

男性着物と女性着物の違い「衣紋を抜く」とは☆衣紋を抜いて着るのは成人した女性だけなのはなぜ?

 

半襟を縫い付けた隙間に衿芯を差し込んで綺麗なカーブを作ります。

そのため長襦袢に半襟が付けてなかったら着られませんので前日ではなく早めに点検しておきましょう。

 

半襟のつけ方を山本呉服店のブログで紹介していますので付いていない方はこちらを見てくださいね。

「半襟の付け方教室」大盛況!☆「玉留め」「糸しごき」針を持つ基本から知りたかった!

 

着物の中で一番汚れるのが襟です。襟だけを取り外して付け替えることによってキレイに着られます。

お茶席やお能には無地の真っ白な半襟に決まっています。

ゆうこさんの場合、白半襟は付いがいたのでOK!このままでいいでしょう。

 

豪華な舞妓さんの刺繍の半襟は装いのポイントです!萬次郎より

 

半襟は清潔さを保つだけでなく、一番のオシャレポイントです。

襟元は一番目が行くところです。人と話すとき目をジロジロと見る人は少ないですよね。少し目線を外して口元とか襟元を見ます。舞妓さんの豪華な半襟は可愛らしくて憧れますよね。プチネックレスにお金をかけるのも同じ理由だと思います。

また人から頂いた着物がちょっと似合わないなという時にも顔周りに来る半襟を自分に似合う色にすると着られる場合もあります。

一番のビューポイントである半襟でおしゃれを楽しむのも着物ならではの楽しみです。

 

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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