きれいに大掃除するといいことあります。

由紀子の日々

連続5日目、京都でいろいろなお約束やイベントがありました。その隙間時間に、年末の大掃除をすることにしました。

ある統計では年末に大掃除をしない家庭がじわじわと増えているそうです。

 

 

面倒だな〜とは思うけれど、私はやめる気にはなれません。

「まぁいいか、さっとすればこんな狭い所すぐ終わっちゃうよ」

とは思って始めます。

だけど、始めると手が抜けません。

 

 

年末の大掃除の基本は「すす払い」その次が「水回り」と言われています。

すす払いは埃と取り除くこと、

京都のお寺などでお坊さんが一線に並んで畳を叩くと、もうもうと埃が上がります。

 

 

こんな寒い時にわざわざやらなくてもいいのにと思うのですが、新しい年に幸をもたらすというお正月の神様「年神さま」をお迎えするために大掃除をするのだと言われています。

 

三輪神社では鳥居の前に門松と年神さまをお迎えする門が作られます。

 

そういう言い伝えには必ず理由があるものです。

私はその理由は2つあると思っています。

 

一つは、お天気が良い日は家の中より外が暖かいので埃が風に乗って外へ出ていきます。

 

もう一つは蜘蛛だと思います。

家が傷むのは蜘蛛が巣をかけたり、そこに埃が溜まったりするのも大きな原因です。

寒くなった季節は蜘蛛もいなくなるので(最近は活動してるけど)煤払いをして取り去るのに最適な時期なのでしょう。

 

 

 

福山雅治さんが武道館ライブについてのインタビューの中で「武道館は場の力がある」と言われました。

色々な人が一生懸命、最大限の力を発揮してライブをする会場にはエネルギーが溜まっていくのでしょう。

私にとってサロンは大切な場所です。

「ここは落ち着くね〜」「ずっと居られるわ」と言ってくださる方が多いです。

自分が居心地良い場所であることが、お客様にも良い場所となるはずです。

 

 

あの掃除機で有名なダイソンは革命を起こしたと言われます。

ゴミは汚いから見えないようにするという常識を「掃除の成果物」とみなしたことです。

同じように、雑巾がけをしてその洗った水がドロっと汚れると、

あーこれだけ掃除したんだなぁ、

汚れた水は私にとってご褒美に思えます。

 

 

 

さあ、大掃除しよう。

「今年もありがとう。お世話になりました」と手抜きせずに隅々まで。

 

山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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