第44回「京裳苑」への道のり☆みやこメッセで展示会を開催する裏事情
「今年は京裳苑を開催する」社長が決断したのは3月の末でした。
40年以上も続く「京裳苑」が昨年は京都の公共の会場がすべて閉鎖されたので、初めて開催できませんでした。代わりに秋にやろうと思っていたのですが、みやこめっせは全然空いていませんでした。
今年も3月末が、6月のみやこめっせを借りるには最終の判断でした。
平安神宮前にある「みやこメッセ」は京都では最大の広さの会場で、一年を通していろいろな催しが行われています。
6月開催も長年の実績があるからこそ借りられるのであって、今年やめてしまうと来年からほぼ借りれなくなります。
3月下旬にみやこメッセから、最終の確認がありました。
「国から自粛が出ても今年は会場費戻ってこないらしいよ。返金しないって書いてある」
「えーー、そうなの?公共の場所なのにね」
「だから今払ったらどんなことがあっても開催しないといけなくなるの」
3月の終わりはそれでも少しコロナがおさまっていました。3ヶ月先に一時的にでも波が落ち着くことを期待しながら会場費を払い込みました。
しかし状況は悪くなるばかり・・・
「今年は京裳苑やるの?」
43年も続いていると毎年楽しみにしていてくださるお客様が心配して聞いてくださいます。
2019年の写真です。
結婚式も延期になったりしています。着物を着て遊びに行くイベントもできなくなりました。
着物着る機会は減ってしまいました。
でも、本当に着物が好きな人はやはり「着物が着たい」と言う気持ちが強くなるのではないでではないでしょうか。
そして新たに違う切り口を持って日本文化が見直されたり生物の良さが見直される良さを伝えていかなければならないと決心したのです。
作り手さんも高齢者が多く、これを機会に廃業される方が続々と出ています。
このままでは作ってもらえる人がなくなると言う危機感も現実のものとして受け止めねばなりません。
それを当店のような小さな呉服屋が止めることができないかもしれません。
でも希望の光を灯すことはできます。
まだまだこんなに着物を好きな人があって、
こんなに喜んでもらえるんだと言うことを伝えたいと思いました。
それには「京裳苑」で皆さんが喜んでいただくこと。それを着て歩いていただくこと。そんなことが力になるのではないでしょうか。
そういう場として最も重要なのは「京裳苑」です。
そこへ直接出品していただけるのは20数社ですがでも、業界で唯一のみやこめっせでの大きな展示会端の評判はその日のうちに全国へ駆け巡ります。
作り手さん達も一生をかけてきて磨いてきた仕事です。
そこに希望が見出せればまだまだ捨てたもんじゃないと作っていただけるでしょう。
それを目指してお客様とメーカーさんをつなぐ、伝えると言うことを私たちはしていかなければなりません。
2019年の様子です。
心配しながらも、
あと2週間、少しでも沈静化を期待してがんばって開催することを目指します。
会場はとてもとても広い会場ですので、他の方と密になることはありません。
重ねて、できる限りの感染対策は十分にします。
そして今年に関してはお一人お一人の事情に合わせて、少人数に分散させます。
ぜひ、40年以上もお客様の支持を受け続けている「京裳苑」に来てください。
最善の努力をして開催できるよう祈るばかりです。
会場は蜜を避けるためにも、ご予約制になっています。下のお問い合わせフォームに書いてポチッとしてください。お待ちしています。
6月4日(金)5日(土)6日(日)
京都、平安神宮前 みやこメッセ
着物や帯を製作していらっしゃる染屋さん、機屋さん、和装小物屋さんが20数社出品する大規模で本物に触れられる一年に一度の機会です。
それぞれの作風や色柄があります。それを一堂に比べ、着て見られる機会です。
昨年はコロナでやむおえず中止しましたが、年1回42回続いている伝統の展示会です。
詳しくはこちらもご覧ください。
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京都で着物新作発表会、第44回「京裳苑」開催します☆
京裳苑の会場はこんな感じです
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日本最大級の質と規模の展示会で選びたい放題!☆「京裳苑」(きょうしょうえん)にワクワク!
明日からいよいよ第42回京裳苑が始まります☆京裳苑の時の私たち
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