奈良、吉野の修験体験1

「奈良、吉野の修験者体験に行かない?」友人に誘われて、このような体験は二度とできないかもしれないと思い、「行く、行く」と二つ返事で申し込んでいました。後からよく見てみると、写経、瞑想、滝行、護摩だきは体験してみたいと思いましたが、なんと山歩きが最初にくっついています!!1200メートルもの山まで4時間も歩くなんて私にできるのだろうか?すぐに後悔がやってきました。
行くと決めたことだし、興味が勝っていました。毎朝、山登りのトレーニングしていたのはこのためだったのです。
小さな山と大きな山
吉野は奈良時代から和歌にも詠まれる桜の名所で有名ですが、熊野や高野山とともに修験道の聖地としても知られています。いま参加している社会人が学ぶエッセンシャル・マネージメント・スクール(EMS)の友人で、得度まで受けたメンバーの紹介で、櫻本坊さんに行くことになりました。参加者たちともいつもはリモートでしか会えなかったのでやっと会えたねというほど懐かしい感覚でした。

櫻本坊は1300年ほど前、天武天皇創建による、修験道根本道場です。

緑に囲まれた櫻本坊の道場はとても気持ちの良い場所でした。

吉野の山の中には、たくさんの祈りの場が点在していました。
桜本坊の役行者さんの案内していただきました。道も場所も連れて行って下さらなければ知りえない場所ばかりで興味深いものでした。

吉野の地図です。この看板にない先まで行きました。

豊臣秀吉が子授けを祈願し秀頼を授かったとされている世界遺産、吉野水分神社はとても立派な桧皮葺の建物でした。
吉野は山岳信仰の地として1300年、役行者の苦行の地としてありました。所々に神社やお寺、石仏があり、般若心経をあげていただき拝んでは歩きました。
吉野の桜は花見のためではなく、本尊を刻んだ「桜」こそ「御神木」としてふさわしいとされ、現在まで大切に保護されてきました。
雨の多いこの地では櫻は100年持たず、今でも次々と植え替えているそうです。

台風の影響でザーーッと振られる時もありましたが、徐々に晴れて、山の上はとても気持ち良い風景が広がり、遠くには大阪ののビルも見えました。
当日は記録的な強い台風が九州へ上陸するとかで緊急避難警報が繰り返し出ていました。「山歩きだけなくなればいいのにな~」正直、そう思いました。
「神様は超えられない課題を与えない」を信じて成るように成るさと開き直りました。

お昼は精進の具のおにぎりを用意。見晴らしの良い展望台で食べました。食べている間は嵐のような風雨でしたが、食べ終わった頃には不思議に青空が広がりました。お山に歓迎されているように思えました。
抗えない大自然の中、自分ではどうしようもないものに運を委ねてジタバタしないと思えたことは私にとって早くも一つの修行をクリアした感がありました。
つづく
山兵、京都さろんで
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