浄土真宗、大谷派「南無阿弥陀仏」を写経してきました☆「書く」ということ、父の教え

京都さんぽ

「東日本大震災10年に寄せて写経をしませんか」吉田山荘の大女将さんから声をかけていただき、写経に行ってきました。

今まで写経は般若心経を京都、大覚寺などで2回しました。

 

般若心経の写経

 

3年ほど前、一念発起して朝起きたら写経をしようと決心し2日やりましたが、思っていたより時間がかかってやめてしまいました。

 

目的が「お習字の練習にもなるし」などという間違った狙いだったのが三日坊主にも届かなかった理由かもしれません(苦笑)

 

緑に包まれて気持ちよい桜本坊さんで写仏しました。

 

 

昨年、吉野へ行った時、桜本坊さんで初めて写仏をしました。

絵が下手でも線をなぞるのならできそうだと初体験。お手本から線がずれないように集中できて楽しかったです。

 

 

今回は吉田山荘の大女将さんが親しくしていらっしゃる浄土真宗、大谷派の写経でしたので「六条念仏」と言って「南無阿弥陀仏」を6回、3枚書きました。

3月11日までに届けられるということでしたので、皆さんが平穏な生活になりますようにと祈りを込めて書きました。

 

 

 

 

写経は飛鳥時代に始まり、奈良時代には

仏教の信仰の高まりとともにあらゆるテキストを書き写すために盛んに写経されました。

 

平安時代には一通りテキストが揃い、地方や庶民にも広まって行きました。

華麗な装飾も競うように行われたのは平安後期だそうです。お寺や博物館で今度確かめてみようと思います。

 

 

しかし、11世紀(平安時代中期)以降に印刷の技術が広まって、単なる読経や普及のための写経の必要がなくなりました。

それ以降の意味が変わり、

深い願いや目的を持って写経されるようになりました。

 

「商売繁盛を願って毎日願をかけて書いたので、天井の上に上げておいてください」

池田店を出店した時のお祝いに、友人の呉服屋さんの社長さんが般若心経を108枚書いて持ってきてくださいました。

有り難くて。今も大切に文箱に入れて天井に上げてあります。

 

 

「字は下手でもいい。心を込めて書けよ」

 

「いい加減な気持ちで書いたか、しっかり心を込めて書いたかは字を見ればすぐわかる」

父が生きている時、

何の契約書だったかは忘れましたが、住所、氏名、捺印するときにさっさと書いたのを見て戒めました。

「筆圧で伝わるもんや」

 

こんこんと、重ねて注意されたのを思い出しました。

 

 

 

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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