ご縁は「繋がる時は繋がるもの」です2☆着物を着ることの新たな価値

きもの相談

良平堂の近藤薫さんは昔からのお客様です。

「私も 今年 銀座にお店を作ってから

必ず美容院で 髪の毛をUPにして

着物で店頭に立つようにしています。」

 

 

「百貨店との商談でも  大島もよく着ました」

 

 

銀座シックスにお店を出されたのをきっかけに

お店でお母さまの着物を着られるようになりました。

 

 

カビの斑点がついた白大島の着物です。

 

 

長くタンスの中に眠っていた着物はポツポツとシミができていたので洗って仕立て直しにお預かりしました。

ついでに薫さんのサイズに直すことにしました。

そのご相談の内容はこちらです。

着物の裏茶色い水玉模様を見つけたらどうするか?☆その正体はカビです。

 

 

 

着物は着ているだけで目立ち、好意を持って迎えられます。

 

名刺を何百枚配るよりも覚えてもらえます。

着物を着ていると向こうから人が集まってきて話しかけられます。

着物の話題でいいので、話題に事欠きません。

着物を利用しない手は無いですよね。

 

 

外国人はもとより、日本人でさえ着物が珍しいからです。

以前は洗える着物(ポリエステルの着物)を着ていたそうですが、

お母さんの着物があるからと絹の着物を着始めました。

 

 

やっぱりね、本物を着ていると違うんですよ。

 

 

「これは 大島ですね」

「ピンクの紬って珍しいですね」

と声をかけられることも時々。

 

 

わかる人にはわかるんですね。

お店の空気感も全然違うんです。

 

 

着物は体全体を包み込むものです。

着るものは纏った人の値打ちを決めてしまうと言うことも大いにあると思っています。

 

着物を知らない人が見ても、

本物は重みがあって、着ている人を引き立てます。

仕事にもよりますが、できれば

しっかりと作られた本物を身につけていただきたいと思っています。

 

 

「あとね 

明るい ピンクなどの着物を着た時の方が 

お客様は私に声をかけやすい という事もわかりました 

黒い大島の時とは 全然違うんです(笑)」

 

 

色でお客さまへの印象を変えることもできるんですね。

 

 

 

仕事の場面で着物を着ることで相手に大きなインパクトを与え、

着物が力になってくれます。

 

 

 

日頃、仕事で活躍されている人だから、

意外な一面を感じさせ人間の幅も広く見えるのではないでしょうか。

 

男女問わず、私は仕事で活躍する人こそ、着物を使って欲しいと思っています。

 

「私もセミナーで講師をするときは着物にした方がいいよね」

と奈美さん。

 

スクリーンの前に着物で話される奈美さんの姿が浮かびました。

 

聞く方の気持ちが全然違うと思いませんか?

話すことにも重みが出ます。

 

着物を着ることによって、

場の空気感を変え、強い印象を残すのではないでしょうか。

 

 

それもセミナーの設えです。

 

長年、呉服屋をしてきた経験からの

エピソードがいっぱいです。

 

「品格の教科書」は全国の書店さん、

またはアマゾンで手に入ります。

 

 

山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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