初釜に付き物「老松」特製の極上「花びら餅」とお弁当☆京都・弘道館

歳時記

娘が初釜で京都「弘道館」へ行きました。
お茶を習い始めて1年にもならない娘にとって「初釜」は初めての体験でとても楽しみにしていました。

「花びら餅」は初釜に付き物ですが、弘道館での花びら餅は一般には売っていないとてもプレミアムなものなんだそうです。

先輩の先生にも「あの花びら餅だけは食べておいた方がいいよ」とお稽古の時から言われていたそうです。

私は今まで花びら餅を特別美味しいなんて思って食べたことがなかったので興味津々でした。

京都、上七軒の老舗菓子舗「老松」さんの特注品です。

この美味しさ!!!いつも生の和菓子を食べ慣れたお茶の先生方も大絶賛💕

「あの花びら餅が食べられる!」と初釜を心待ちにしていらっしゃる方も多いとか。

中の餡がゆるいので上手に食べれるようになったら上級者だと見られるんだそうです。

知る人ぞ知る、裏技!!!

老松さんの本店、店頭でも出してないそうですが、「弘道館で出してはる花びら餅ないですか?」と聞くと奥から出してきてもらえるそうです♫

ところで初釜ではお昼ご飯が出るのですが全部は食べれなかったからと持って帰ってきました。

「箱と栞の真田紐の組み合わせが一人一人違ってたんだよ」立派な箱に入り真田紐できっちりと結ばれています。

「食べても食べてもぎっしり詰まっていて色んなお料理が入ってたんだよ」と嬉しそうに話していました。かなり食べたようですがそれでもまだいっぱい入っていました。

このお弁当は京都卸売市場近くの「井政」さんのです。

「井政」さんは弘道館の太田さんと伝説になっている裏千家の「井口海仙」さんの同門だったそうです。

太田さんのお家のおせち料理は「井政」さんに決まっているそうです。

「茶福箱」は茶道のお道具を仕舞う箱を見立てて考案した井政オリジナルのお弁当です。

さすがにお茶人さんらしいきっちり感!

真田紐をほどき蓋を開けてると、季節の旬がぎっしりです♡

「きものであそぼ」と毎月イベントを主催している山本呉服店ではいつも色々なところにアンテナを張って情報収集してないといけません!

あまりに素晴らしいレベルのお料理だったのでお客様をお連れできないかと近いうちに下見に行ってこようと思っています。

行ってきたらまたご報告しますね🎵

山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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