きもの塾が本格的に始まりました☆ごとうゆうこ、初めての着物に出会う25

ごとうゆうこ、はじめての着物に出会う

着物の着方を覚えていただく前に3つのことをお伝えしました。

1、なぜそうなのか、どうしてそうするのから先ずは頭で理解する

2、その上で私の手つきをそのまま真似る

3、やるべきことをその時々にきちんと積み上げる

 

仕事でもなんでもそうですが、順番にやることを次々とやるより

目指すべき姿を描いてそこへ向かってどうするか、何をしたらいいのかを考えた方が早く方向性を見誤りません。

その一つの動作を何のためにやるかを知ってやれば忘れません。

 

 

手つきをそのまま真似ることはいわゆる職人の徒弟制度のような覚え方ですが、無駄のない動きを習得することで同じことをいつもきっちり早くできるようになります。

例えばやたらと手を持ち替えないことです。持ち替えれば着崩れる原因にもなりますし、遅くなります。着せてもらう場合でもそうですが早い人ほど綺麗です。時間がかかる人はぐちゃぐちゃ触っているうちにどんどん汚くなります。

スカッと一発でキメるには間違いない手順を考えなくても手が動く状態まで覚えこむことです。

 

 

その時々にやるべきことをいい加減にして次へ進むと後からはリカバリーできません。

土台がぐらぐらなのにまっすぐな建物が建たないのと同じです。一つ一つやるべきことをその都度きちんとやって次に進むことこそ綺麗であか抜けした着物の着姿になるのです。

 

 

その原則を踏まえながら私は手を出さず口で呪文を唱えるようにゆうこさんにやってもらいました。

初めて自分で着られたにしてはパチパチ・・上出来でしょ!!

「すごい楽~~」とウエスト周りをさすりながらゆうこさんの目はキラキラしていました。

私がゆうこさんに唱えた「呪文」はこれから一つ一つブログでもお伝えします。

山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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