パーティーの席でも素敵に目立つ小紋の装い☆「第46回京裳苑」4

イベント

着物が大好きで、花嫁さんの着付けまで資格を持っていらっしゃるAさまです。

ふんわり優しい雰囲気です。

帯も濃い色を結ぶのと白っぽい色とでは違い感じになります。

 

 

「どんな場所に着ていかれたいですか?」とお聞きすると、

お仕事柄、男性がほとんどのパーティーや会合のようでした。

 

 

当然、周りは黒っぽい装いが多いです。

そんな中に上の写真のようないわゆる着物っぽい装いで行かれると浮く感じがしました。

 

 

 

パーティーなので決してそれも悪くはないのですが、

Aさまのお仕事の背中を押してくれるような着物を着ていただきたいと思いました。

 

 

そこで、ロイヤルブルーの小紋を選びました。

 

 

キリッとした印象になったと思われませんか?

帯もあえて色を入れず、ドレス感覚でコーディネートしました。

 

着る着物によって別人のようですよね。

 

 

「実はね、カラー診断をしてもらったらロイヤルブルーだっと言われていたんですよ」

期せずして一致しました。

 

深い色合いは周りの男性とも自然に溶け込みます。

でも、絹の光沢や着物本来の上品さ、そして女性らしさが強い印象を与えるでしょう。

 

 

よく見ると生地の地紋(織柄)は「不思議の国のアリス」なんです。

 

 

ウサギやドレスを着たアリス、ねじ曲がった時計なども近くによればよく見えます。

着物ってそんなところにもこだわりがあるんですね。

 

 

ちょっと楽しくなりませんか?

 

パーティーの席でそんな話題でも盛り上がるのが想像できます。

ウ、フ,フ・・・そのシーンを思い浮かべただけで笑顔になります。

 

着物は自分に似合って、いちばん美しく見えるものを選ぶことは大切です。

その上、場に相応しく「自分のイメージ」をアピールできたら素敵ですね。

ビジネスにも着物は力を貸してくれると確信しています。

 

 

 

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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