山兵さろんに新「助っ人」現わる☆来てくださった方を元気と笑顔にする3人衆

由紀子の日々
秘密基地と言われる山兵さろんの隠れテーマは「ご縁のあった方を元気で笑顔にすること」です。スタッフは現在私一人です。
「私をサポートしてくれる誰か強力な新スタッフがいないかなぁ?」
そう考えて思いついたのが、長年山本呉服店に在籍していた「福助さん」

 

福助さんって知っていますか?
「福助株式会社」は今はストッキングや下着、洋服のメーカーとして知られていますがもともと足袋の老舗メーカーさんです。今でも当店は福助足袋を扱っていますし品質も最高にいいです。

福助の足袋は何回洗っても型崩れせず履き心地もいいです。

 

福助の創業一族で最後の社長であった辻元さんは父(先々代社長)と大学が同じでとても仲が良く亡くなるまで個人的な同窓会のメンバーでした。
その辻元さんが社長であった頃、毎年年末に「縁起がいいから年始に飾ってください」と会社の名前になっていた福助の陶器の人形を送ってくださっていました。父はそれをずっと貯めていて多分20個以上もありました。
私はその古めかしさが嫌で強力に店を建て替える時に全部捨てて欲しいと言い張りました。父はかなり残念そうでしたが置いておくところもなかったので捨てました。
今あればプレミアものらしいですが(笑)
でもいざとなるとちょっとかわいそうな気がしてみんなの代表として可愛い顔をした1人だけ残しました。

 

この福助さんです! 父のコレクションの中、一番奥にずっと座り続けていました。

 

昔から「福」をもたらすと言い伝えられた彼を京都のさろんのスタッフとして京都へきていただくことにしました。
母に話したら「実は私も捨てずに取っておいたわ、可愛い顔してるやろ」と出してきてくれたのが彼らです。彼らにも一緒に来ていただくことにしました。
京都のさろんで皆様を笑顔にする任務をついこうするために彼らに名前を名乗ってもらうことにしました。
彼は「福山兵助」(福山ひょうすけ)「福助」の真ん中に無理やり当店の「山兵』を入れ込んだ名前です。
「福山」と言うと彼のイケメン俳優の顔が浮かびます。が、目の前にいるのはレトロな彼!
思わず笑うでしょ!

 

 

招き猫のように右手で手招きしている福助さんに「福山右助」と命名しました。

後の二人は御所の「右近の橘、左近の桜」にちなんで「福山右助(ゆうすけ)」と「福山左助(さすけ)」と命名しました。

(右と左は御所の広間に座られる天皇様からして右と左です。お雛様の橘と桜もお内裏さまから右左です。)

「右助」は招き猫ポーズ。招き猫が縁起物とされたのは大切な蚕(かいこ:絹を作る虫)を食べるネズミを駆除したからです。

 

大黒さんのように打ち出の小槌を持つ福助さんを「福山左助」と名付けました。

「左助」は金運をもたらすようにと「福山兵助」が笑顔をもたらす役割をサポートします。
さろんの玄関でいきなり彼らがお出迎えして
「コレが福山兵助か~~」
と思わず笑ってくださったら彼らの任務はまずひとつ完了です!
面白いでしょ!
江戸時代から続く老舗呉服屋がふざけてる?
いえいえ、福助さんは日本人が伝統的に大切にしてきた「幸福」の象徴です。

 

いいじゃないですか!
着物を着るおすまししていないとダメみたいな風潮がイヤなんです。
みんなが楽しそうに笑顔で着物を着ていたらステキでしょ!
そんな着物屋があってもいいと思いませんか(笑)

楽しそう~♡
おもしろそう🎵
って思っていただいた方は是非「福山3人衆」に会いに来てくださいね。
一緒にツーショット写真、OKです(笑)

 

彼らにはこれから山兵、京都のゆるキャラとしていっぱい笑える任務を与え活躍してもらいます。よろしくお願いいたします。

 

山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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