「いつものお店」で「いつもの話」が安心感を呼ぶ☆コミュケーションを取るって難しいことじゃない

由紀子の日々

「おたくのお母はんは、ほんまにお元気で若おすな~」行きつけの割烹料理屋の女将さんがニコニコして話しかけられます。「いつもの話がまた始まった」と思いながら、悪い気持ちはしません。20年以上もこのお店に通っていますが、このフレーズを聞かない日はありません。女将さんに掴まれているんでしょうでね(笑)

 

でもね、人とコミュニケーションをとるって、そう難しく考えなくてもこれでいいのかなと思います。

 

それぞれ人にはいつも思っていること、大切にしているものがあるわけで、それを何度も言われることに抵抗はありません。

むしろ一円貯金のようにわずかづつでも積もっていって、その人に対して好感を持つものです。

 

たとえリコーダーのようにリピートされたとしても全く気にはなりません。

 

 

女将さんはさらに続けます。

「ほんまに変わらはらしまへんな~」「お肌がキレイで・・」「シワもあらしまへんな~」

一円貯金が十円になり、百円が放り込まれて、どんどん貯金が増えていきます。

業務上の社交儀礼だとしても畳み掛けるように言われると「この人、本当にそう思っているのかもしれない」と本気で思っちゃったりします。

ほんのお世辞とわかっていても、私のことじゃなくても、その人に対する好意は増えていきます。

 

 

このお店を選んだのは「温かく迎えてくださるお店」「一人で食べるのはちょっと寂しいな」「少しだけ話してもらえる人」その後に「重くない食べ物」「和食かな」でした。

オーダーだけとっていってしまう(それはそれでいいのですが)お店は冷たい感じがして、行く気にはなれなかったのです。

 

安定した「いつもの話」で良かったのです。

お客さまもモノではなく、気分でお店を選ばれているのかもしれないなあと思います。

 

一度話して盛り上がった話は何度繰り返しても、その方との関係性を深めるには大変役に立ちます。

あの女将さんはきっとそのコツを身につけて「この方はこれだな」と覚えていらっしゃるのですね。コミュニケーション取りには今日は別の話をしなくちゃ、なんて考える必要はないと思うのです。

 

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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