男性も着物2 ご家族で着物を楽しむ☆「品格の教科書」P154自分にとって価値あるものと暮らす

お見立て

「ご結婚前から着物を着られているので、さすがに着こなしていらっしゃいますね」

と言うとSさまはご夫婦で顔を見合わせて笑っていらっしゃいました。

 

オシャレなお父様です。

 

お嬢さまは成人式以来の振袖を着て、

息子さんたちお二人も着物デビューです。

 

お母さまは加賀友禅の訪問着を着られました。

 

お母さまは加賀友禅の訪問着です。

染めの技術が素晴らしいので、写真でもくっきり!

特に加賀友禅では必須の藍色が冴えています。

 

 

訪問着に結ぶ帯は袋帯です。

 

 

二部門で人間国宝の認定を受けていらっしゃる「北村武資」さんの袋帯を合わせられました。

北村武資さんの帯は以前はほとんどが金銀でしたが、最近は淡いピンクや緑などパステルカラーも作られています。

とても柔らかくてかわいい感じの地色も選べます。

 

 

Sさまの帯は淡い水色です。

藍色と良く調和しています。

 

 

家族みなさんで着物を着るという「心のゆとり」が素敵だなあと思ってみていました。

 

ご家族が着物で一堂に揃われると圧巻です。

 

 

衣服はその人の好みや個性で選んで着ます。

 

見た人は衣服によって「人となり」をイメージするのではないでしょうか。

 

だからこそ「何を着るか」は大切だと思います。

 

「この程度でいいや」は着ている人の価値を下げることに他なりません。

 

 

着物は着ているだけで目立ちます。

まして全身を包むものです。

「本物」を纏っていただきたいと思うのです。

 

著名な作家さんのものでなくても、

必ずしも高額でなくても、

気持ちを込めて作られたものを身に付けたいですね。

 

 

山本呉服店では色、柄、デザインだけでなく、

どのような方がどんな思いで作られたのかを自信を持ってお伝えできるものだけを取り揃えています。

その思いやこだわり、苦労話も知った上で着ていただきたいと思っています。

 

 

こだわりを知って選んでいただくことで、自信を持って、胸を張って着られるのではないでしょうか。

 

 

笑顔で着物を着てくださっている姿を見て私も幸せな気持ちになるのです。

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品格の教科書」は今に伝わる所作や作法の意味を書いた本です。

全国の書店さん、

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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