作法の形とその裏の意味から身に付ける1☆品格の教科書「はじめに」より

品格の教科書

「品格の教科書」を書き始める前、ある方から「育ちの良い人だけが知っていること」と言う本をいただきました。

今も最も売れ続けている品格の本です。

諏内えみさんと言うお受験の先生が書かれた本です。

250項目以上にもわたって場面に、こういう時はどうしたらいいかが書かれています。

困った時、辞書のように使えると思いました。

だからこそ、売れているのでしょう。

 

この頃、大手の書店さんでは、

品格やマナーをテーマにしたコーナーが設けてあって、

いっしょに置いてくださっています。

 

 

一方で、

次々と変わっていく場面に対して、

一度にあれこれ覚えるのはとても大変だろうと思います。

 

老舗料亭では緊張しますよね。

 

 

私が品格の教科書の「はじめに」(P5ページ)で書いた弁護士さんのようです。

 

老舗の料亭に招かれて、

まず靴を脱ぐことから「どうだったっけ?」とビクビクします。

食べるにもいちいち「これで良かったのか?」と不安になります。

 

 

本を読んだからといっても、

すぐにできないことがわかっているからこそ、

 

楽しいはずのお食事会に行くのも憂鬱になります。

 

 

 

事柄を丸暗記する能力は10歳前後がピークと言われています。

その頃に九九を覚えるのは理にかなっています。

それ以後は歳を重ねるとともに棒暗記能力はどんどん低下します。

 

 

しかし、複雑記憶力は高まっていきます。

そこで、歴史の年表を覚える時は「いい国(1192年)作ろう鎌倉幕府」と覚えるのです。

 

この方法は物事の理解を深めることにもなります。

「なるほど」と納得できる、心の動きがあると忘れにくいのです。

 

「意味記憶」と言われる物語で記憶する方法です。

 

 

ということは、

事柄の裏にある理由から考えれば忘れないでしょう。

作法や風習は今できたものではないからこそ、

 

その裏には歴史的な背景とそうなった理由があるはずだと思いました。

そしてその本質から捉えれば間違わないと思いました。

 

 

たとえその方法を忘れたにしても、

良い対処の仕方が見つかります。

 

 

「ちゃんとした場所でも安心して楽しめる方法は?」

「ここを押さえたらいいというポイントが知りたいな」

「忘れた時どうしたら良い?」と友だち、中嶋敏恵さんに聞かれました。

続く

 

 

熊本城ホールで講演します。

1月23日(日)13:45〜

会費 2000円

 

お近くの方、

出張で熊本の近くにいらっしゃる方、

この際、熊本旅行しようかなって方

ぜひいらっしゃってくださいね。

 

 

「品格の教科書」は全国の書店さん、

またはアマゾンで手に入ります。

 

 

 

山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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