イベント開催のモチベーションは「お客様の目の輝き」☆ジタバタ京都、1年半 7

日本文化であそぼ

イベントのネタはいくらでもありました。京都は歴史に裏打ちされた歳時記やコンテンツに溢れすぎていました。紹介しているサイトは無数にあって、情報の海でした。調べれば調べるほどたくさんありすぎて、

私がイベントを開催するにも私が何故選んだのか、得意な分野を明確にする必要がありました。

 

実は自分が行ってみたいイベントがありました。

北野天満宮のそばにある花街、上七軒で夏だけ行われる「上七軒ビアガーデン

歌舞練場(北野踊りも行われる会館)で芸妓さんや舞妓さんとお話しながらお庭でビールがいただける催しで、昭和30年代から続いている名物イベントです。敷居が高いお茶屋さんへ行くより親しみやすく、花街の雰囲気を気軽に楽しめる機会です。

7月から9月初旬まで毎日やっているので何回か開催しました。

 

一番チケットが入手しにくいと言われる「北野をどり」も昔から馴染みの芸妓さんから手配しています。

 

北野踊りの会も開催しました。このイベントで初めて会われた方ばかりでしたが、すぐに打ち解けて旧知の友達のように自然で愉しい時間でした。とっても喜んでくださって「情緒的な体験を一緒にするっていいな〜」とつくづく思いました。

 

京都に5つある花街はそれぞれ踊りの会がありますが、全て流派が違っていて踊りも違います。

 

祇園の「都をどり」は同じ着物を着て同じ振り付けの踊りです。きちんと揃うのはとてもキレイで圧巻です! 都をどりのチケットも行きつけのお茶屋さんから手配してもらうので良い席が取れます。

 

一番違うのは祇園甲部の「都をどり」です。人間国宝「井上八千代さん」を師匠とする井上流は能から発した踊りなので足の運びや手の使い方が全く違います。片山家(本名)は、男は能楽師「観世流」、女は京舞「井上流」を継承していくことが定められた家柄だからです。

都をどりはたくさんの舞妓さんや芸妓さんが一堂に並んで、きちっと揃えて踊る「レビュー」の日本版のようなものです。他の花街は踊りと日本版オペラで物語があったりしますので全く違います。

 

京都の花街は、どこも「一見さん、お断り」確かな紹介がなければ入れません。だからこそ一度は行ってみたい憧れがあります。

 

でも ちょっと敷居が高い、高額なんじゃないの、不安なままじゃ楽しめないでしょう、そもそも私が行って大丈夫? わからない別世界だからこその恐れがあります。

 

このイベントをやってみて、参加してくださった方の「知らなかった世界を知る喜び」「やったことがない体験をするワクワク感」がビシバシ伝わってきました。

 

「行ってみてよかった!」と話してくださる満面の笑顔を見るにつけ「やって良かった」と思えるのでした。

 

 

一般には男性が遊びに行く場所、舞妓さんや芸妓さんがいる花街になんで私が臆することなく行けるのか、それは大学時代からちょくちょく行っていて親しんでいたからです。

 

つづく

 

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山兵、京都さろんで

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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