自分の顔に責任を持つ☆「品格の教科書」第4章 お天道様が見ているのは「あなたの本気」です

品格の教科書

「自分は美しくない」

私は小学校2年生の時、大人たちから浴びせられた言葉に深く傷つきました。

そのことが楔(くさび)を打ち込まれたように、ずっと心に深く刺さっていました。

 

第16代アメリカ大統領。たくさんの名言を残しています。「大抵の人々は、自分が決心した分だけ幸せになれる」が好きです。

 

 

高校の歴史の時間に、アメリカの大統領リンカーンの逸話を聞きました。

 

ある重要なポストに推薦された男性が

面接に部屋へ入ってきた途端にリンカーンは不採用にしました。

「なぜだ?」

ろくに話もせずに断られた男性は男性は激しく怒って理由を尋ねました。

 

「あなたの顔が嫌いだ」

 

リンカーンは答えました。

 

「40歳を過ぎたら自分の顔に責任がある」

 

と語ったそうです。

(大分以前のことなので詳細は記憶が曖昧です)

 

 

その話を聞いたときに

顔のパーツは変えられなくても、「いい顔」にはなれる

 

「いい人そう~」

内側から滲み出るような生き方をしよう、

 

私は決心しました。

 

 

「自分は美しくない」その絶望的な気持ちから解放され、

おぼろげながらも、新たな自分の生き方が決まりました。

 

「品格の教科書」はマナー本ではありません。私が教えて貰った「人としてのあり方」です。結果的に、仕草やマナーも身に付くと信じています。

 

 

生き様が顔に現れると言う考え方は

祖母がよく話してくれた

「お天道様が見ている」と言う考え方と同じでした。

「品格の教科書」の第4章 お天道様が見ているものは「あなたの本気」です

 

 

誰も見ていなくても、決して悪いことはしてはいけない、

 

良い時も悪い時も、自分に誠実に一生懸命に生きていれば、

 

お天道様は放っておかない、

 

だから安心して自分の道を進みなさい。

 

 

 

今思い返せば、

大人ばかりの家庭内でずっと育って、

周りの人とどのように接したら良いのか戸惑っていました。

その自信のなさで、いつも暗い表情でいたのでしょう。

 

 

「いい表情の人」で思い浮かぶのが、天海祐希さんです。

理想の上司や好感度の女優さんでは

いつもトップクラスにランキングされています。

 

演じられている役柄のイメージかもしれませんが、

さっぱりした態度、

自分で責任を取りきるたくましさ、

人に対する気遣いや思いやり、

そんな生き方(役柄?)で圧倒的なオーラを感じます。

あんな風になれたらいいな~と憧れています。

 

 

大久保寛司さんは

「顔はその人ものだが、表情は人のためにある」

と言われます。

 

 

「いい表情で人に接する」

 

いつも笑顔でいたら、

 

きっと「いい顔」になれると信じています。

 

「いい顔」とはその人の「あり方の証明書」に思えるのです。

山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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