吉田山荘さんでお月見の会☆見えないものも愛でる3
「お月さま、見えるかなぁ」雨が降りそうなお天気で、雲が空を覆っていました。
10月1日が仲秋の名月、2日が満月でした。
仲秋の名月は必ずしも満月ではありません。
旧暦の1ヶ月は、月の満ち欠けの周期ですから、平均すると29.4日です。新月から満月になるための時間は0.4日の誤差があります。月の軌道が地球に対して正確な楕円では無い事もあって、
満月と「中秋の名月」に1〜2日のずれが生じることがあるのです。
この時期にプラアネタリウムへ行くと詳しく解説してもらえますよ。たまにはいいかもしれません。
仲秋の名月は18時頃に月は東の空に昇ります。毎日、50分づつくらい月が昇るのが遅れていきます。この日は4日でしたので、3時間ちょっと遅れ、9時過ぎになります。
この日は晴天であっても、お月見会のうちに月が昇ることはありませんでした。
* * * * *
青いお空の底ふかく、海の小石のそのように、 夜がくるまで沈んでる、
昼のお星は目に見えぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、 見えぬものでもあるんだよ。
散ってすがれたたんぽぽの、瓦のすきに、だアまって、 春のくるまでかくれてる、
つよいその根は眼に見えぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。
(金子みすず「星とたんぽぽ」1926 年)
有名な金子みすずの詩はどこかの会社のCMで流れていて、聞き慣れている方もあるかと思います。
日本人は見えないもの、
雲に隠れて見えない月も想像して愛でてきました。
サン=テグシュペリの作品『星の王子 さま』でも、別の星から地球にやってきた、ちょっと不思議な王子さまが、ある日キツネに会い大切なことを教えて もらう場面があります。
心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないんだよ。 大切なものは目には見えないんだから。
私はヒーリングの世界はあまり好きではありませんが、目に見えるものだけを信じてはいません。むしろ目に見えるものは1割、あとの9割は目に見えないものに動かされていると思っています。人との出会いも偶然ではなく、そのような必然で会えるのでしょう。
目に見えない大切なことを感じる力、見る力、感知する能力は、人間関係を育む上でも危険を察知するにもとても必要だと思っています。
つづく
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