吉田山荘さんでお月見の会☆日本文化の殿堂で歳時記を楽しむ1

京都さんぽ

「雲に隠れていてもお月さまはあるんです。雲の切れ間から覗いたお月様を想像しましょう」吉田山荘で行われたお月見の会でお話しされたお香の先生はそう言われました。

10月4日の日曜日、京都の吉田山荘さんへお月見の会に行ってきました。1日が仲秋の名月、2日が満月でしたが、この日は雲の合間からお月様が見えるかどうか気がもめるお天気でした。

 

吉田山荘さんは昭和天皇の弟君、東伏見宮さまが京都大学へ通われるために昭和初期に建てられた別邸です。裏から吉田山を降りればすぐに京都大学ですが、宮さまは車で送り迎えされていたようです。今では京都では唯一、皇室関連で一般に入れる料理旅館です。

 

 

39回を数えるお月見の会は吉田山荘さんの恒例のイベントです。

7、8年前に2度ほどお客様をお連れして行ったことがあります。假屋崎省吾さんがお花を生けるパフォーマンスを披露されました。前からお客様が見ていらっしゃるので、全て後ろからバ生けられました。花の位置や全体のバランスが見えないのに見事でした。

吉田山荘さんの広いお付き合いで、毎年多彩ななゲストが招かれています。

 

 

今年は満月が10月中に2回あるのでお月見の会も2回行われます。このイベントには毎年たくさんの方が日本の歳時記を楽しみに、全国からいらっしゃいます。

 

 

玄関からは正面に東山を望む、絵に描いたような絶景です。

お庭にはススキと白と薄紅色の萩の花が満開に咲いて趣を増していました。吉田山荘さんへ来ると歴史の重みとともに、それを大切に守っていらっしゃる女将さんたちの思いを感じます。凛とした空気と柔らかいおもてなしが絶妙な雰囲気を醸し出しています。それは他の何処でも味わえないものです。

 

まっすぐな北山杉に趣きある梅の古木が歴史を感じさせます。

 

着いた時は明るかったのですが、「秋の陽はつるべ落とし」と言われるようにあっという間に暗くなりました。

 

 

 

まずは、お月見にちなんだ素晴らしい会席料理を頂きました。

つづく

 

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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