吉田山荘さんのお月見の会☆お香と和歌と月4
「いい香り〜! 高貴な香り〜」伽羅(キャラ)の香にうっとり〜。
お月見の会には「香道」の「早川光菜」先生がいらっしゃっていて、お香の炊き方や楽しみ方の基本をお話してくださいました。
香木は樹木が枯れていく過程で長い間をかけて熟成されたものです。天然香料には数十種類あり、中国やインド、東南アジアを中心に産出されます。天然のものだけに入手困難なものも少なくありません。中には、香辛料や漢方薬として親しまれているものも多くあります。
「水に沈む、香りのする木」ということから「沈水香木」(略して沈香:じんこう)と呼ばれます。中でも伽羅は、香気や油質の違いにより分類されます。
お香の香りに包まれてリラックスしながら脳は澄み、研ぎ澄まされるような感覚がありました。
以前、山田香木店で源氏香を体験した時を思い出しました。
短時間で脳をリセットできます!スッキリ、爽快感を得られるお香☆「源氏香」体験
着物の人気柄「源氏香」は源氏物語に重ね合わせたお香遊びに由来☆お香体験イベント
実際、嗅覚は直接脳と繋がっていて、自律神経やホルモン分泌が整えられて心身ともに落着くため、気持ちがリフレッシュし、イライラした気持ちがすっきりするのだそうです。
お香には「場を清める」意味があります。
火や煙には浄化作用があるとされるので、火を蓄えて煙を昇らせるお香はもともと浄化の能力を備えています。
山兵さろんでもお客様をお迎えするときに、お香を焚くことにしています。
平安時代に月が読まれた和歌を披露されました。
和歌に詠まれる月は色々な表現があります。十六夜(いざよい) 望月(もちづき) 弓張月 夕月(ゆうづき) 夜半(よわ)の月 、、、 美しい表現ですね。音(いん)も素敵です。
中でも平安時代の和歌によく使われたのは「有明の月」だったそうです。源氏物語にも書かれているように男性が女性のところへ通い婚だったため、朝になれば名残惜しい思いを表現した和歌が詠まれました。その思いを表す象徴的な月だったのですね。
見えない月も心で見る、
恋愛の切なさを月に託す、
「心で月を愛でる」って素敵ですね。
仕事に追われたりストレスを抱えていると、人間の五感は鈍感になって何も感じなくなってしまいます。
情緒的な体験は五感を研ぎ澄ませるのに最も有効な方法だそうす。
いろいろなことを感じた吉田山荘さんのお月見の会でした。
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