私が手放せない「竹皮の〇〇」
「中華ちまきを作ってみようと思って、」娘が竹の皮を取ってきて干していました。
竹の子が大きくなって脱皮した竹皮を集めてきて洗い乾かしてありました。パリパリで硬くなっているので、使う時は20分ほど水に浸して柔らかくしてから使うのだそうです。
竹の皮は昔はおにぎりを包んで持ち歩くにも使われました。
今は高級なお弁当の包みで使われているかもしれません。
竹皮には防腐 作用や抗菌作用、通気性が高い、食材の余分な水分を放出し、同時に乾燥しすぎないように、自動調湿までしてくれます。
包んだ食材が湿気過ぎず乾きすぎず、長時間美味しい状態を保ち続けるのです。
消臭効果があることも昔の人は経験上知っていたのでお肉屋さんも量り売りした時は竹の皮で包んでいたようです。
そうそう、鹿児島の名物「あくまき」は今でも竹の皮で包んでありますね。
一晩ほど灰汁に漬けておいたもち米を竹の皮に包み炊いたもので関ヶ原の戦いの際に薩摩藩の島津義弘公が日持ちのする兵糧として持参したのが始まりです。食べものが腐敗しやすい高温多湿な鹿児島の食文化として今も受け継がれています。
また、煮魚を煮るときに下に敷いて、煮崩れを防げます。
食材の風味を損なうことなく、臭みだけを取り除くので、生のお肉やお魚を包むことはとても理にかなった使い方なんですね。
竹皮といえば、私が絶対手放せないのが竹皮を編んで桐台に貼ってある「竹皮の下駄」です。
山本呉服店では不動のロングセラーです。
軽くて抗菌性に優れているだけでなく、夏は涼しくて爽やか、冬は保温性があって暖かいです。
竹皮をしっかり組んであるので爪先が滑らず、どんなに長く歩いても疲れません。上り坂でも苦労せず登れます。
私は東京へ行く時は絶対この下駄がお供です。どんな草履よりも、靴よりも疲れないので安心なのです。
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自然界にあるものを上手く利用するって素敵ですね。
機能的なことにも感心しますが、現代の私たちから見ればとてもオシャレだと思いませんか。
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