日本人なら一度は体験したい、夏の風物詩「長良川の鵜飼」
1300年の歴史ある岐阜の鵜飼
実に聖徳太子の時代から続いている伝統的な漁法です。
暗い川面に篝火を焚くとその明るさに集まった鮎を鵜が丸呑みします。(そこから生まれた言葉が「鵜呑み」です)鵜の首には緩い綱が付けられていて、鵜匠さんがすかさず首を少し締めて舟に引き寄せ鮎を取り出します。(写真は岐阜市HPより)
鵜がくちばしで捕らえる時に鮎を瞬間的に〆る「天然活き締め」なので鮮度が保たれ、身のしまったおいしい鮎となります。鵜のくちばしで小さな傷が付いた鮎は「鵜鮎」と呼ばれ最も高級品として珍重されます。
長良川の鵜飼は全国でも唯一、宮内庁の直轄です。
というのも岐阜城のすぐ下の長良川の一部地域は宮内庁の管轄です。特別な御料鵜飼によって取られた鮎を年8回天皇に献上されます。そのため岐阜の鵜匠さんたちは宮内庁職員さんなのです。
私も初めて鵜飼を体験した時、
沈む夕陽を見ながら川風に吹かれながら、緩やかに揺られる舟に身を委ねるのはこんなに気持ちの良いことか、脳からα波が出まくりなのを感じました。
暗闇に包まれる頃になると上流から篝火をたいた何艘かの鵜舟がやってきて鮎を捕らえる鵜と手綱を操る鵜匠の一体の妙技が繰り広げられます。その幻想的な風景に何度も感動しました。
鵜飼見物の舟は多い日には何十艘も繰り出します。
ギチギチに乗って小さな座布団に正座をして見るのが普通なのですが、
昨年初めて登場したのが「プレミア舟」
ゆったり椅子席で見られ、鵜飼舟の至近へ優先的に寄背てもらえます。人気の船頭さんが乗って面白く説明してくださるのも魅力です。一艘に乗れる人数が少ないのでかなり高級になるのですが、鵜飼を見るなら絶対プレミア舟がオススメなのです。
プレミア舟は貸切でなければ運行されず、何度も交渉してゲット!
この貴重な機会に本物の岐阜の鵜飼を体験してみませんか。
山本呉服店で浴衣に着替えて気持ちも整えて出かけましょう。
友人の料理屋さんで鮎づくしの会席料理、
ミネラル豊富な地下水で生かしてあるピチピチ踊る鮎を炭火で一気に焼くことで、外はカリッと中はフワッとした鮎の本場ならではの技で香り高い、熱々の鮎が食べられます。
夕暮れからゆったりと伝統の鵜飼をお楽しみください。
終わったらすぐ近くの岐阜温泉で最も老舗の旅館を予約しました。
全国でも珍しい赤褐色のにごり湯「金泉」です。
* * * * *
7/7(日) JR大垣駅14時集合
14:30~16:30 山本呉服店で浴衣に着替え
(楽な着付けを体験してみてください) 着物も手に取って見られます。京都から私が最も尊敬する業界一の語り部さんのお話も聞けます。
17:20~18:30 鮎づくし会席
19:15~21:00 鵜飼
岐阜温泉でいちばんの老舗旅館で宿泊
会費 ¥44,000
(プレミア舟での鵜飼、鮎づくし会席、旅館宿泊、朝食、浴衣着付け含)
あと3名です。
次の日は松尾芭蕉「奥の細道結びの地」(希望者)
水の都、大垣を散策
絶品にしんそば、水まんじゅう、江戸時代創業の味噌煎餅、注目の升屋さんなどご案内します。
「行ってみたい」って方はお急ぎメッセージください。
こちらのお問い合わせフォームからどうぞ
ブログの読者登録、こちらからできます。
この記事へのコメントはありません。