着物は左右どちらが上か迷いますか?☆日本文化は何でも「左が上位」の理由
きもの豆知識
「左が前か右が前か、着る度に迷うみたいです」きもの塾に来てくださっているTさまのお嬢さまが、大学の授業で着付けを習われていますが、友達といつもどちらが前だったか揉めるそうです。
そんな時
「日本の文化は左が上位」と覚えておくと間違いありません。
それはどういう意味があるのでしょう?
日本で歴史的に最も権威があるのは天皇陛下です。
その偉い方はどちらを向いて座られるか?もちろん南向き、太陽が盛んに照る方角です。
農耕民族の日本人にとって太陽の恵みはとても大切なものです。
大嘗祭や即位の礼で着られた天皇陛下の衣装はまさに太陽が南中した時の色「黄櫨染(こうろぜん)」を、皇太子は太陽が昇る時の色「黄丹(おうに)」をお召しになります。そしてこの2色は永遠に天皇、皇太子以外にはも着れない絶対禁色(ぜったいきんじき)となっています。
詳しい記事はこちらです。
即位の礼の「有職着物(ゆうそく)」☆天皇陛下だけの禁色「黄櫨染(こうろぜん)」
南向きに座られた天皇陛下の「左」陽は東から昇り、「右」西へ沈みます。
なので東の方が上位になるのです。
でも「左近の桜」は右じゃない?
地図で見ても「左京区」が右で「右京区」が左にあるでしょ?
それは私たちの方から天皇陛下を見るからです。
あくまでも、天皇陛下中心です。
天皇陛下側から見れば、「左近の桜」も「左京区」もちゃんと左に有るのです。
同じように、
着物は左手が前です。それは男女ともに変わりません。
そんなところに「洋服は男女反対にするから」なんて持ち出さないでくださいね。
日本には日本の伝統があります。
どの国よりも素晴らしい文化が育まれ、続いてきたことを誇りにしたいものです。
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