着物を着てホテルに泊まる時私がやること☆着物には着物ハンガーで休ませてあげましょう。

由紀子の日々

「あ、メッセージを入れておくのを忘れたー!」

昨日と一昨日は2日間続きでセミナーがあり横浜のホテルに泊まりました。もちろん着物を着て行きました。いつもは予約時に「着物ハンガーを2本入れておいてください」とメッセージを入れておくことにしています。たいていはホテルには準備されていて部屋のクローゼットに入れておいてくださいます。

2本とは着物と長襦袢を別々にかけるためです。もしくはコートや帯をかけることもあります。2本あると便利です。

メッセージを入れ忘れたので仕方なく洋服のハンガーに掛けました。着物は肩がまっすぐに仕立ててあるのに肩が下がり着物を休ませてあげられません。着物の裾が汚れないようにバスマットを敷きます。

 

男性の着物は対丈(ついたけ)ー身長に合わせたサイズなので床に擦れることはないのですが、おはしよりがある女性用の着物は床についてします。ホテルの床は土足で歩くところですからバスマットを敷いてかけることにしています。余談ですが呉服屋の友達の中には朝着物を着る時、鏡の前にパジャマを広げてその上で着物を着る人があります。知恵といえばそうなんですが、私はなんとなく申し訳なくてやりませんけど。

 

最近は京都でホテルに泊まることがなくなってしまいましたが、一時は日航プリンスホテル京都によく泊まっていました。問屋さん街に近いことも理由でしたが、2、3回メッセージを入れたら次からは忘れていても必ず着物ハンガーを入れておいてくださいました。個々のお客様を大切にする気遣いに感動してリピートしていました。和装ハンガーの思い出です。

こちらの記事も参考にしてくださいね。

着物を着た後、どうすればいい?☆着物を片付ける時に注意するポイント

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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