座禅草という独自の生き方
「あっ、あった~~!」八ヶ岳の麓、蓼科に座禅草を探して林の中を歩きました。座禅草はきれいな伏流水が流れる水芭蕉が咲く場所に、春一番に芽を出します。さすがにまだ寒くて出ていないと諦めて帰ろうとした時です。水がない木の根元から頭を出していました。
ずーーっと休みを取るのも忘れていました。
昨日は仕事が一段落したので、夕方少し早めに家を出て大好きな八ヶ岳に会いに来ました。この山を見て、凛とした澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込むと気分もすっきりします。私のパワースポットです。
座禅草は仏像の後背に似た花弁の中に僧が座禅を組む姿に見えます。2月下旬から3月、雪の下からむっくり一番に目を出します。開花するときに25度にも発熱しながら雪を溶かして現れます。発熱する時には悪臭を放つのでアメリカではスカンクキャベツとも呼ばれています。その匂いでハエなどの昆虫をおびき寄せて受粉を助けると言われています。
見た目も、生き残る方法も変なヤツです!
所々に群生地はあるものの、絶滅危惧種になっています。
決してきれいな花ではないのに惹かれるのは、この花の独自性です。グロテスクな形もその開花の仕方も面白くて、探し回るのが毎年春の恒例になっています。
カサカサと音を立てながら林の中の落ち葉を歩くと、ふんわりした優しい感触が靴の下から伝わってきます。
この騒動がなければ立ち止まることもなく走り続けたでしょう。
大きな変化の時には「アリの目と鷹の目」が必要だと言われています。アリの目で目の前のことをせっせと片付けていくことも大切ですが、大きな目で全体を見ることも必要です。
ちょっとホッとした時間を持って気持ちを切り替えることができました。
座禅草を見ながら、自分にしかできない独自の生き方を模索したいと思いました。
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