「着物は苦しい」のではなく「着付けが下手」なのです☆「きもの塾」をなぜ始めた理由
山本呉服店 きもの塾へようこそ、
私は江戸時代から続く呉服屋の一人娘として生まれ、着物に囲まれて大きくなりました。
5歳から日本舞踊を習い、自分で着物を着るようになりました。いつも着物が周りにあるのが当然の環境の中で、門前の小僧のように着物の知識も身につけていきました。
学生時代を過ごした京都では茶道、華道、日本舞踊、お習字を習いました。「京都の生き字引」と言われた親戚のおばあさんの元で、日本文化にどっぷり浸かる生活でした。当然、お稽古にはできる限り着物を着て行きました。歌舞伎や踊りを見に行ったり、ホテルや老舗料理屋さんへ行く時もよく着物で出かけました。
山本呉服店へ入社してからは本格的に着物の知識を学び、さらに着物を着る機会も増えました。
当店の着物の着方は、母が毎日仕事で着物を着る中で改良を重ねた独自の「山本流の着方」です。それは
動いても食べても何時間着ていても全くストレスのない、洋服を着ているのとほぼ変わらない楽な方法です。
実は山本呉服店では50年以上も前に、外部から先生に来ていただき着付け教室を開催していました。着付け教室としては地元では草分け的存在で22年続きその卒業生は4000人以上にも登り、地元では結婚する前には山本呉服店で着付けを習ってから嫁ぐと言われたほどでした。
それほど続いたのにも拘らず着付け教室を辞めたのは、従来の着付け教室が「こうしなさい」「こういうのはダメ」とあまりにも型どおりで窮屈だったからです。
従来の着付け教室の教え方と融通のなさに疑問を持ちやめました。
それと同時に、母が工夫した方法を山本呉服店での着付け方法として、私もスタッフたちもそれに習いました。
その頃、美容師さん(全てではありません)や近所の人に着せてもらったら苦しくて気持ち悪くなった、食べれなかった、挙句はもう着物を着たくないと言う方まで現れたのです。
もう情けないやら、悔しいやら、、、
着物が苦しいのではなく、着付けのやり方が悪いのです。
なんとかしなくちゃ!!!
せめて、当店のお客様だけはそんな思いをして頂きたくない!との思いで、母が自分の着方でお客様に着付けをして差し上げるサービスを始めました。
40年以上も前の話です。
私や女性スタッフも全員がマスターして、
当店で買っていただいた着物は「着付け一生無料」としたのでした。このことはお客様から着物をいつでも楽に着られると大きな安心と信頼を得たのでした。
「いつも着せてもらっている、この楽な着付けが習いたい」
その後、お客様からこの着付けを学びたいと言う声があちこちから上がりました。
自分で着られたら、もっと嬉しいの、思い立ったらいつでも着たい時に着ていきたい、
お客さまのお声に応えるために、
もっと着物を楽しんでいただくために、
岐阜の店で「山本流着付け」をお教えすることになりました。
山本呉服店の「きもの塾」は普通の着付け教室とは目指すものも、お教えする方法もまったく違います。
[違い 1]
着物は着方、まとい方によって着姿が全く違います。
見た方に与える印象も全く違います。
山本流の着付けは
スッキリ、細く、脚長に見える。知的に凛として、若々しく見える着方を目指しています。
[違い 2]
理論的にきちんとお教えします。
何回かやっているうちに、そのうちできるようになりますというのは嫌いです!
キレイに早く着られるにはどうすればいいか?
まずは違いを「なるほど」と理解してから、無駄のない手つきを真似ます。
その学び方により、
いつも安定的に早く着られます。また、しばらく着なくても忘れません。
[違い 3]
きもの好きな方が集まり、着物を存分に楽しめるコミュニティー「友達の輪」ができます。
一緒にカフェに行ったり、お茶会やイベントに参加したりしています。
「きもの塾」は
◉ 一日中着ていても着崩れしない楽な着付けを身につける
◉ 着物と日本文化の素晴らしさが面白い雑学がわかる
◉ きもの友達を作って、お出かけしたりして同じ趣味の人と楽しむ
根本的にただ着物が着られるようになればいいという着付け教室とは思いや目指すものがまったく違います。
着付け教室を商売とするものでもありません。
まして、着物を売りつけるものではありません。
特に無料着付け教室で誘って、着物を売りつける商法に対して怒りを隠せません。
長年、着物の仕事をしてきて「着物は苦しいもの」と思っていらっしゃる方を無くしたい!
もっと着物を純粋に楽しんでいただきたい!の気持ちで「きもの塾」で学び、それをまたご家族や知人の方に広めていただきたいと思っています。
できるようになった時、お客さまの目がキラッと光る!あの感動を見るのが人生で何よりも大好きです!!
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カリキュラム
凛とした知的なイメージに自分で着物が纏えるようになる8つのステップ
ステップ1 着物とは
1-1 洋服と着物の違いは?
1-2 世界に唯一のエコな文化「着物」
1-3 なぜ、あなたは着物を着たいと思ったのか?
1-4 着物が自分で着れるようになったら何がしたいか?
1-5 山本流、着付けの学び方
1-6 優秀な小物だけを使う
1-7 長襦袢さえ着られれば
1-8 長襦袢のたたみ方
<長襦袢を着る>
ステップ2 着方でイメージが自由自在
2-1 男性と女性の着物の違い
2-2 おはしょりは世の中が平和の賜物
2-3 ウエストから下は巻きスカート
2-4 着方によって変わるイメージ① ホッソリ足長に見せる
2-5 着方によって変わるイメージ② 年齢
2-6 着方によって変わるイメージ③ キリッと知的に
2-7 長襦袢の衿の秘密
2-8 着物を着る前に準備すること
2-6 日本文化は左が上位
2-7 着物のたたみ方
2-7 着物文庫の使い方
<着物を着る>
ステップ3 細帯を可愛らしく結んで、もうお出かけできます
3-1 細帯とは?
3-2 細帯はどんな着物に結ぶ
3-3 胴に2回巻く練習
3-4 細帯の結び方
3-5 なぜ山本流着付けは楽なのか?
3-6 家での簡単な復習方法
<着物の着方を徹底的にマスターする>
ステップ 4 名古屋帯の結び方
4-1 着物の着方をもう一度しっかりとチェック
4-2 細帯の結び方の復習
4-3 名古屋帯と袋帯の違い
4-4 名古屋帯はなぜ名古屋というのか?
4-5 帯を結ぶ前に準備すること
4-6 キレイな名古屋帯の結び方、チェックポイント
4-7 帯のたたみ方、シワの伸ばし方
<細帯の復習、前結びで名古屋帯を結ぶ>
ステップ 5 名古屋帯をキリッと結ぶ
7-1 名古屋帯をキリッと結ぶポイント
7-2 平の帯締めを綺麗に結ぶ「呪文」
7-3 帯揚げをすっきり結ぶと着姿キリリ
<名古屋帯の結び方を徹底的にマスターする>
ステップ 6 基礎編、修了検定
6-1 自分一人(解説なし)で着る
6-2 セルフチェック
6-3 着物を着てカフェへ出かけよう
6-4 着物を着たときの歩き方
6-5 階段の上り方、降り方
6-6 かっこよく車に乗る
6-6 裾が短かったときの簡単リカバリー
6-7 裾を踏んでしまったときの直し方
6-8 トイレでのチェックポイント
<着物と帯を着て出かけよう>
*個人対応レッスンですので、出来具合によってゆっくり繰り返し練習することもできます。
きもの塾への参加方法は
* 京都店
ご都合の良い日をお問合わせからお知らせください。一両日中にお返事を差し上げます。
(今の所、私は京都と岐阜と出張と仕入れで行き来しています。お互いに良い日を決めたいと
思います。勝手を申しますがよろしくお願いいたします。)
2名様まで 6回 18000 完全個人指導です。
* 岐阜店
2週間に一度、土日で開催しています。その他の日もできるだけ個人対応でお受けしています。
お問い合わせに入れてくださったら詳細をおしらせします。
8名様まで 8回 6400
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よくある質問
Q 着物は何を持っていけばいいですか
A 自分が着られるようになった時、着てみたい着物をお持ちください。
着物はたとえサイズが同じでも一枚一枚クセがあります。着たいと思う着物が着られ
るようになることが上達の早道です。実際、自信を持って着られます。お稽古に何回
か来ただけで着物が痛むことはありません。それより着られる日をイメージして楽し
くお稽古しましょう。
Q 着付けの小物は何を持っていけばいいですか
A お家にある小物を持って着てください。足りないものだけ足せばいいです。
山本呉服店の着付け方では、小物は最小限しか必要ありません。1回目に見せていた
だいて使えるものはそのままお使いいただきます。古すぎるものや使い勝手の悪いも
の、無いものはその場でお買い求めできます。良質な小物はほぼ一生使えます。
Q 都合が悪くなったらどうすればいいですか
A メールか電話でおしらせください。
ご相談の上、代わりの日にちを決めましょう。
Q 着たい日にちが決まっていて日にちがありません。どうすればいいですか。
A 日にちを仰っていただければできるだけ対応させていただきます。
せっかくの機会ですのでできるだけご希望に沿えるよう、個人対応させていただきます。今までにも外国在住でご予定が空 いていない方を一日でお教えし、着られるようになりました。超短期コースでも着られるようになります。
Q 基礎コースが終わった後はどうなるのですか
A その後も「上達コース」「人に着せるコース」変わり結びなどが学べる「応用コース」人に教える「先生コース」など、目的によって更に上達を目指すコースがあります。 また、技術だけでなく着物の素晴らしさ、日本文化の素晴らしさを学ぶ体験コースもあります。ご相談ください。
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