「人フォーカス」な揖斐の三輪神社☆人の行動を考えるヒント
「今年はおもかる石とさわり大黒、なでうさぎが増えていましたね」
山本呉服店のスタッフが家族で本店裏の揖斐、三輪神社へ初詣に来た話題になりました。三輪神社の神官さんは次々といろいろなことをされて、特にお正月には新しいものが毎年加わります。
まるで完成しないディズニーランドのアトラクションのようです。
神社をお店に例えるのは変かもしれませんが、私は三輪神社の神官さんがやられることをいつも置き換えて見ています。
実に「人フォーカス」でお客様(参拝者)の行動をよく考えデザインされています。
1、鳥居の所に厄年の一覧表がある。この位置であることが重要です。
「今年は大丈夫かな?」「家族は厄年じゃないかな?」気になります。そして厄年であればお祓いをしてもらおくとか、お守りを買おうと考える人もあるでしょう。
2、本殿でお参りしたら、左手におもかる石がお加わりました。
大きな字でていねいに説明(POP)してあります。家族の会話が弾みます。それによって左へ移動します。
3、「おまいり順路」の看板(POP)が目に入ります。
おもかる石があの位置にないと気づかないかも。
4、新しく加わった「さわり大黒、なでうさぎ」が目に入ります。
鳥居から、神社周りには「さわり大黒、なでうさぎ」の旗が立っているので「これか〜」と気づきます。
5、おまいり順路に従って階段を登り、神明神社(伊勢神宮)と春日大社、本殿、御三霊社をお参りし降りてきます。
6、厳島神社があって銭洗弁天でお金を洗い、ひとまわりです。
7、社務所ではお守りとおみくじが売られています。
こどもみくじがあって、大人がおみくじを引いていると子供も欲しがります。大人のおみくじだけであれば子供には買いません。お兄ちゃんが引いて喜んでいると妹が「私も!」一人一枚ですので数が増えます。
8、鳥居へ戻るところでは日を焚いていてベンチまで置いてあります。
ゆっくり話したり、おみくじを確かめるように読んでいらっしゃる方もありました。
帰りに近所の人や久しぶりに顔を合わせた人と火を囲むのは緩やかにコミュニティーを作るのに役立ちます。
お客様(参拝者)の視線を考えてあるべきものを適切な場所に配置し、順路を指定し、子供までお客様にする。
お客様(参拝者)は楽しみながら神社内を回遊し、賽銭箱にお金を入れます。
売上は「客数✖️客単価」ですから、同じ参拝者数でも単価が上がりますね。
他の神社にもお参りしましたが、そこは本殿一箇所のみ。延々とお参りの人の列ができて三輪神社の何倍もの人が来ていましたが、そこだけお参りして終わりです。三輪神社を見てからだったので、なんと思ったいない!と思いました。
それにも増して、
こうした取り組みは来た人たちを楽しませ、笑顔や会話を増やします。その結果、自然にお賽銭を余計に払うんですね。
今年も初詣に行って、感心する事しきり! 三輪神社に学びました。
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■ 募集人数 最大 6名さま
■ 主催 山兵さろん(山本呉服店、京都店)京都市中京区観音堂町451
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