祇園の八朔(はっさく)って知っていますか?☆花街が長く続いている理由4

日本文化であそぼ

「あまり知られてへんけれど、八朔(はっさく)に祇園へ行くとほんまに情緒があるえ〜、行っておみ。朝から黒紋付着はった舞妓はんが見られるえ」

昔、親戚のおばあさんに教えてもらいましたが結局行かず仕舞いでした。

 

朔日とは「おついたち」 八朔は8月1日のことで、このころは農作業の総仕上げの時期でもあり、台風や害虫の被害を受けやすいので豊作祈願に野菜などをお供えしたりして「田の実」が行われました。

「田の実」の語呂から「頼み」に転じて、農家に限らず日頃のご恩にお礼をする日になったということです。

 

日ごろお稽古をつけていただいている京舞 井上流のお家元、 井上八千代さんのお宅やお茶・お花のお師匠さん、いつもお世話になっているお茶屋のおかあさんに日頃の感謝の気持ちを伝えご挨拶をして回ります。

<タイトル写真は写真家、今宮康博さんのを使わせていただきました。>

芸妓さんや舞妓さんは黒紋付の正装で

『おめでと~さんどすぅー』

『よろしゅう~おたのも~しますぅー』

『おお~きにぃ~』と

受ける方は

「おきばりやす」

と口々に挨拶して回る花街の伝統行事の日なのです。

 

最近では お中元を贈るという習慣も年々早くなっていますが

京都をはじめ西日本各地でお中元の挨拶を8月1日からはじめるというのは
この行事が商家の八朔贈答となった結果です。

 

暑さが真っ盛りの時期に黒紋付の正装で炎天下を歩くのはずいぶん大変です。この日ばかりは早起きして準備して出かけられるとか。

長く続く行事をきっちり守り続ける、それも祇園はじめ花街が長く続いている理由なのでしょう。

 

代が変わっても長く続く花街の秘訣、舞妓さんのおもてなしを楽しみながら学びに行きませんか。学ぶには客になって体験するのが一番とか言われます。

花街に学ぶ」何100年も続く仕組みと秘訣

祇園で舞妓さんからおもてなしを学ぼう

 

■  とき  8月27日(火) 17時〜

■  場所  ミシュラン一つ星、祇園「味ふくしま」

■  8名さま あと4名さまです。

■  お申込期限 8月1日(木)

   人数に達し次第締め切りさせていただきます。

 

由紀子の花街基礎講座

 

花街には学生時代に日本舞踊を習いに行っていたり舞妓さん達の踊りを見に行ったりしていた経験から舞妓さんや芸妓さんのことはほんの少しですが聞いています。

花街のしきたりや歳時記、舞妓さんがどのようにデビューしてどのような生活をしてはるのか、、、私が知っていることを先に伝授させていただきます。

よろしかったら祇園へ行く前に来てくださいね。

■ 山兵さろん   15時〜

 

浴衣やきものが欲しい〜、大歓迎です!基本的にオーダー仕立てですので先にご連絡くださいね。

お家にある方は持って来ていただいたらさろんで着付けします。

■  着付けは14時〜

 

お席が埋まり次第募集を締め切らせていただきますのでお早めに申込フォームに書いてポチッとしてくださいね。

 

 

 

山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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