「寒さもまた、良し!」と思おう
今年は雪は大したことがないのですが、冷え込みがひどいです。
その分、素敵な雪景色が楽しめます。どっさり降ったら雪しか見えませんから。
石垣島へ行った時の話です。
「マングローブの森を間近で見たい!」とカヤックの体験に申し込みました。
「マングローブと言う木はないんです」知っていましたか?
「マングローブ」とは、熱帯・亜熱帯地域の淡水と海水の混ざり合う場所に生育している植物の総称で、石垣島には7種類あるそうです。
そういえば、マングループをめぐるカヤックの体験ツアーは午前中しかありませんでした。
「川といっても満潮の時にだけできる川なんです。だからカヤックが使えるのは満潮の時だけなんです。この水は海水で海の魚がいますよ」
「じゃぁ、それ以外の時は歩いて渡れるんですか?」
「午後からなら、向こう岸まで渡れますよ」
体験ツアーを主催しているのは、本土からの移住者、
キレイな海に魅せられて石垣へ移住した人たちばかりなんだそうです。
「居酒屋か観光業しか仕事がなかったんです」
「よそ者」だからこそ、地元の人には「当たり前」の景色も宝物なのが見えるんですね。
話してくださったご夫婦も15年前に石垣島の美しい海に魅せられて家族で移住したのだそうです。
「東京では暇さえあれば海釣りに行っていました。石垣へ移住すれば毎日できるかと。でもね、こちらに来た途端に釣りはやめちゃったんです。あったかくて魚の締まりがなくておいしくないんです。今は見ている専門ですよ。」ハハハ、奥さんも一緒に笑っておられました。
そういえば、カヤックで橋の下を通ったその近くにはツバメがいっぱい飛んでいました。
「ここには1年中、つばめが居るんですよ。
暖かいからめんどくさがりなになって燕も渡り鳥をやめちゃったんですね」
カルチャーショック!!!
飛行機が着陸しようとした時、大地は緑で埋まっていました。
うちの方だったら茶色に枯れているのにな〜
1年中緑の大地は食べるのに困りません。
楽園です。
文化と言うものは寒いのを克服しよう、食べるものがない間をどうしよう、と工夫したところから始まったような気がします。
暮らしやすい分、のんびりしちゃうのでしょう。
反対にそう思わねばこの寒い冬「住めば都」とは言えない寒さです(笑)
羨ましい〜〜
お正月休み、暖かさから現実に戻った浦島太郎でした。
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