立春大吉と「年賀状」と「寒中見舞い」と
2月4日は立春、(暦によって3日の時もあります)
明治時代に新暦が採用されるまで、立春は一年の始まり「お正月」と考える習慣がありました。
「立春大吉」とは春には蕾が自然と花開くように、天地や自然の正しい神気をいただき、万民に福をもたらすめでたい日という意味です。
年賀状のような意味で「立春大吉はがき」を送ります。
喪中で年賀状を送れない人や、年賀状を送っていなかった人への返送に寒中見舞いをお送りしますが、立春大吉はがきも同じです。
「立春」が縁起が良いとされたのは
鎌倉時代、禅宗の曹洞宗を日本にもたらした道元禅師が、お正月をお祝いする「立春大吉文」という書の法語で書かれたことによります。
「立春大吉」という文字は左右が対象で、縦書きにすると表からも裏からも同じように見えます。
そこで、こんなお話があります。
悪さをしようと家に入りこもうとした鬼が「立春大吉」というお札が貼られた門をくぐりました。ところが、ふと後ろを振り返ると全く同じ「立春大吉」の文字が書かれています。
一度くぐったものの、まだ入っていない家があると勘違いしてそのまま外に出て行ってしまいました。
立春大吉は邪気を追い払う縁起の良い言葉として門に貼るお札になったのです。
実は、昨年の秋から年末にバタバタしていて(理由になりません)年賀状を作るのをやめてしまいました。
もともと、年賀状って意味があるのかな〜?
出すならば、意味あるものを出したいと何年も前から考えていました。
いざ、やめてみると複雑な気持ちになりました。
ご無沙汰している方から年賀状が届くとその方のことを思い出します。
年賀状をいただいたのに、返さないのは関係を切ったように思われるでしょう。
そんなつもりはなくても、です。
何年か前に「今年から年賀状はやめます」と友人からたくさんのメッセージが届いたことがあります。
「そういう時代ですものね」と思いながら自分はやめられずにいました。
私も一部の方にはSNSでお伝えしたものの、なんとも後味が悪いです。
これも、いつか慣れるのでしょうか?
さて、ご無沙汰している方に縁起の良いハガキを書こうと思います。
動画はこちらをご覧ください。
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