お帰りなさいを態度で表すホテル☆ 懐かしい友として迎えられる心地よさ
「いつもありがとうございます。お名前ご住所に間違いがなかったらサインだけお願いします」
やれやれ住所を書かずに済んだ。
「お一人様がお肉と生野菜が苦手とお聞きしていますがそれでよろしいですか」
10年も前、半断食(5日間の半断食の後には体が重いものは受け付けないんです)をやった後に宿泊した履歴が今も残っていて確認されました。今も宿泊履歴が情報として残されているなんて驚きです!
予約を入れたのは前日の旅館の夕食を過ぎてからなので9時を過ぎていました。そしてホテルへのはチェックインの1番早い時間15時、その時間にもうそれだけの情報の確認ができていました。
京都のお店にアンティーク家具を入れて貰ったばかりだったので大正がテーマのインテリアや家具が素敵でホテルマンに話かけてみました。
彼は椅子をひっくり返して家具屋さんを調べてくれました。残念ながらタグが外れていて分かりませんでしたが大分の家具屋さんで特注して作って貰った事、今も一年に2回はシートにシミが残らない様にプロに洗いに出している事などを話して貰えました。
30年近く経っても古びないのは目に見えないメンテナンスをしっかり続けていらっしゃるからなんですね。
そして彼がこちらの思っている以上のことを応えてくれる心地よさがありました。
マニュアル対応には人の顔が有りません。誰でも同じで、すげ替えても気付きません。懐かしい彼、彼女が迎えてくれるからこその心地よさがあります。
私みたいな注文の多い客(自分でもうっとおしい客だと思います)が20年以上も通い続けるこのホテルの良さはそういう所にあるんだろうなぁと思います。
仕組みや顧客管理システムといったものを整備することは大切ですが、あくまでも「主役は人!」
「人を幸せにするのは人しかない」人間力のおもてなしこそがリピートしてまた行きたくなる理由なんですね。
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