「こんなところに一日中、居たいな～」

浜名湖を眼の前に臨むローランドさんの研究所は素晴らしいロケーションにありました。ローランドさんはエルトン・ジョンを始め、数多くのアーティストから絶大な支持をされている電子楽器の憧れのブランドです。私は音楽はほとんどやっていませんが、それでもローランドさんのブランドイメージは高く、経営の勉強会で訪問させていただけるとあってワクワクして出かけました。

 

まずは浜名湖の北、都田にある工場を見せていただきました。ローランドさんらしいと思ったのは流れ作業ではなく、熟練した方が一人一台を最初から最後まで組み立てることです。ただ凄いのはその作業が間違わないように指示書がモニターに出ていて必要な部品の入れてある箱にランプがつき確認出来るようになっていたことです。人間の手を優先しながらも人間らしいミスはさせないシステムでした。整然と整理されていて埃ひとつなく、精密な機械を作る工場として清々しい空気が流れていました。

 

 

その後、研究所の方へ移動しました。

目の前に浜名湖を望む高台に建つ研究所の玄関を入ると広々とした全面ガラスの向こうに湖をバックにしたエンタランスでパイプオルガンが中心に鎮座していました。

 

 

そこでニコニコしながら三味線と電子和太鼓の演奏で迎えてくださったのはまず最初のサプライズでした。

 

 

その向こうの部屋にはローランドさんの製品がずらりと並んでいます。マニアにとってはたまらな聖地でしょう。あまり楽器に縁のない私でさえ引き込まれる威力がありました。

 

 

 

研究所には専門機器をずらりと揃えた録音スタジオ、音を全く排除する部屋、電磁波を完全にシャットアウトする部屋などローランドさんが裏の見えないところで厳しいまでの音に対する実験を繰り返す現場がありました。

 

 

「こんな場所で個人の演奏会なんかできたら感動するだろうな～」ホールもゆったりとした座り心地のいい椅子とテーブルが備えられていました。もちろん音響効果には特別こだわって作られています。

 

 

夕方の懇親会にはサックス奏者の中村有里さんが６つの音色を出せるエアロフォンを情緒たっぷりに演奏してくださいました。社員さんたちもプロかと間違うくらいの楽しい演奏に思わず引き込まれました。

 

 

 

初めて私たちもエアロフォンを吹かせていただきました。初めは音が出たのですが、だんだん音が小さくなってしまい、自分の肺活量のなさを自覚しました。この楽器は持ち運びも出来るし健康維持のためにもいいな～と思いました。何よりも楽しい時間でした🎵

 

 

 

 

ローランドさんという会社を愛し、音楽を楽しんでいる人たちの心が自然に伝わってくる一日でした。

ローランドの皆さま、心からのおもてなしをありがとうございました。

 

 

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