姿勢が変われば、心も変わる☆「品格の教科書」P24

品格の教科書

年末に久しぶりにテレビで郷ひろみさんの変わりなさにびっくりしました。

ストイックなほどトレーニングをして体型を保っておられることは聞いていましたが、燻銀のような美しさがありました。

 

一方、有名な歌手がロケ取材をされている時、背中が丸まり顎を出して歩いていたのは年齢による衰えを感じて愕然としました。

 

 

初詣に行った時も、寒いからと言って、ポケットに両手を突っ込んで背を丸めて歩いている人の多いこと!それが自然に身についてしまうのは怖いことです。

 

 

「姿勢」という言葉は「体の姿」「体制」と、何かに向き合う「気持ち」「態度」の意味でも使われます。

 

姿勢は思考パターンとも関連しています。

 

 

上を向くと視野が広がり、情報も取り込みやすくなります。

外の世界と繋がりを強まる外向き思考になります。

 

 

下を向けば自制的になります。過去を振り返ったり自分を見つめたり内向き思考になります。

 

長い時間、同じ姿勢でデスクワークやスマホを見ているときは、自然に視野が狭くなり、外向きの思考ができなくなります。

 

肩が内側に丸まり、首が前に出てしまう「猫背」は、ドラマなどでお年寄りや疲れた人の役を演じる場合に見られます。

 

そんな“悪姿勢”を続けていると、スタイルが悪く見えるだけでなく、肩こりや腰痛、頭痛に手足のしびれなど、全身の不調を招いてしまうこともあります。

 

 

その点、着物はいいです。

帯をしていると背中がしゃんと伸びます。

おへそから7センチほど下にある「丹田」に自然に力が入って、文字通り、腹が座ります。

 

 

初対面の人と会ったとき、見た目が大事と言いますね。

「メラビアンの法則」といって、人間は第1印象を決めるのは「声」「話す内容」「見た目」とあるなかで、見た目が半分以上を占めるそうです。

よく話す内容に気を遣う人が多いのですが、なんと言語はたった7%、 聴覚「声のトーン」などは 38% そして視覚 見た目が 55%

第一印象を決めるのは、半分以上の割合が「見た目」なのです。

 

 

顔形、表情も大切ですが、全体の雰囲気を決めるのは「姿勢」です。

姿筋を伸ばしている人は、堂々としていて自信に溢れてステキに見えます。

見た目、「姿勢」は最も大切です。

 

 

実は、今日もFacebookライブをやるときに思ったんです。

スマホの角度さえ変えれば、帯を結んでなくても見えないけどなあ。

 

オンラインでセミナーがあるとき、画面オフにしておけばお話を聞きながらお茶していても分からないけど。

 

でも、その取り組み姿勢には初めから真剣さがなくて、結果も受け取るものもそれなりなんですね。

 

気持ちは姿勢に表れ、姿勢は気持ちを表します。

 

 

 

赤信号で止まった時、ガラスに自分の姿が写った時などに背筋をピンと伸ばす癖をつけてみましょう。

 

まずは見た目の姿勢を整えることから、始めてみるのも良いのではないでしょうか。

 

[関連記事]

「背筋が伸びる」ってどういうこと?☆見た目の「しゃんとした姿勢」と事に向かう心構え「思い」の両方です。

 

品格の教科書」は全国の書店さん、

またはアマゾンで手に入ります。

 

 

山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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