「背筋が伸びる」ってどういうこと?☆見た目の「しゃんとした姿勢」と事に向かう心構え「思い」の両方です。

本の出版

「背筋(せすじ)が伸びる思いがします」

 

編集長さんに初めて原稿を提出した時に返していただいたメッセージでした。

短い言葉が、グサッと響きました。

 

 

ヘーー、そうなんだ!?

自分が書いたものが果たして本になるに値するものなのか、実は半信半疑だったのです。

 

 

私の自然な、思いを気取らず書いた原稿が承認された、

「こういうので良いんだ」と、ホッ!

そして、その後じんわりとうれしくなりました。

 

「背筋が伸びる」は「はいきんが伸びる」とも読みます。

 

毎日、原稿を書いている私を見て

「この頃、背中がまーるくなって、おばあさんみたい」そう言ったのは母でした。

 

母に「おばあさんみたい」なんて言われたら最悪!

「今は原稿を書くことが大切なんだから仕方ない」と思いましたが、

パソコンの小さな画面に向かっている私は、オランウータンのようでした。

自分で気づかないうちにそうなっていたのです。

言葉は少々きついですが、気付かせてくれたのは母の優しさでしょう。

 

 

ふつう、「背筋が伸びる思い」というのは

大きな仕事を任された時などに、その期待を胸に感じて、

入学式などのこれから新しい環境に向かう時とか、

 

「身がしまる思い」がする時に使うことが多いのかもしれません。

 

 

でもこの時の私の受け止め方は、それとは少し違う思いでした。

 

 

 

話は飛びますが、私には大好きなホテルがあります。

 

二千メートル級の山の中腹に立つそのホテルの眺めは素晴らしいです。

 

ホテルの裾野には手つかずの原始林が広がり、向かいの山にかかる雲は自分と対等の位置に見えます。

遠くには家々が小さく見え、その向こうには真っ青な海が広がります。

 

自然が作るその雲の動きはエンターテイメントのようで、どれだけ見ていても見飽きません。

 

 

ホテルの設計はその自然を思いっきり取り込んでいて、シンプルな内装にむしろ重みを感じます。

 

サ イ コ ウ ーーーー!

全面ガラス張りのダイニングから見える

素晴らしい景色に思わず思いっきり深呼吸していました。

 

気持ちいい~~!

 

思わず、背筋がしゃんと伸びていました。

 

景色に見とれているとホテルの方が声をかけてくださました。

「先ほどまでは雲に隠れていたのですが急に晴れてきてキレイですよねー」

「本当に気持ちいいです! いいところで働いていらっしゃいますね」

「はい、」と、満面の笑顔でした。

 

ダイニングから見る景色は素晴らしいです!

 

そういえば、ここにお勤めの人たちは皆、姿勢がシャンとしています。

その姿はここに勤めている誇りを感じさせます。

 

 

 

姿勢とは「形」と「心持ち」を表します。

 

シャンと背筋が伸びた様は視野も広く、見た目にも美しいです。

 

それにはやはり、筋力も必要です。

運動を面倒がっていると本当に筋力が弱ってしまって知らないうちに背が丸まってしまいます。

首がガチガチに固まり、首が痛くなったのはその警鐘なのでしょう。

 

最近、サボっていたオンラインのUmiフィットネスを再開しました。

身体能力を極限まで使い、美しいエンターテイメントで世界を魅了した「シルク・ドゥ・ソレイユ」で10年所属し、キャプテン兼コーチを務めた「宮海彦さん」のオンラインフィットネスです。筋肉の隅々まで知り尽くした海さんが画面越しにかかわらず、丁寧にみてくださいます。

せっかく素晴らしい人と知り合って、首の痛みも消えたのに

 

面倒がってサボっているのも「悪い姿勢」ですね。

 

 

 

気持ちも姿勢もシャンと整えたいものだと改めて思ったものです。

 

 

「品格の教科書」

こんな感じの軽い気持ちで読める内容です。

長さもこの文章より短いです。

今ならお試し読み39ページできます。

ぜひ読んでみてくださいね。こちらからできます。

 

https://www.sunmark.co.jp/sakibooks.php

 

山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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