自分が着たい着物で日本を楽しむ☆「くれもえの会」創設5

イベント

「くれもえの会」は穏やかで素晴らしいお天気に恵まれました。

吉田山荘さんのお庭を拝見。

 

吉田山の上にある吉田山荘さんは気持ちもすっきりする景色です。空も広い!

爽やかで気持ちのいいお天気に誘われてまずはお庭を散策、

外から吉田山荘さんの建物を外から見てみました。

 

 

お二階の洋間です。

 

女将さんがお二階の洋間を案内してくださいました。

上のステンドグラスは建築家でもあった東伏見宮さまがデザインされたもので「フシミ」の文字を模ったオリジナルです。

 

洋間の床もお見事!

 

床も寄木細工になっていて手が込んでいます。

今ではおそらくもう作れないのではないでしょうか。

2階のベランダから望む紅葉。

 

室内から見る紅葉が絵のようです。

 

 

 

みなさん、和気藹々です♬

女将さんがこの日のために美人画のお軸をかけてくださいました。

その素敵さに驚きのような感動!

素敵なお軸をバックにピース!

 

 

この日の会席料理は「実りの秋」がテーマでした。

そこかしこに菊の御紋が入っています。

私は菊を形取った茶托が好きです!

 

信楽焼の器は一つ一つ釉薬の流れ方も炎の焼き色も違っていて興味深かったです。

ガス釜で焼いたものではこんな味わい深くはなりませんね。

 

黒一点の愛媛県西条市の潮見さんの社長さんです。

ハッとするような羽織の裏の柄に拍手!

男性でも柄の半襟がおしゃれです。少ししか見えなくても女性同様、半襟のインパクトは絶大ですね。

 

 

嵐山で染工房「祐斎亭」を構えていらっしゃる奥田祐斎さんの奥様です。

敷地内には川端康成が「山の音」を執筆したという建物もあります。この日は土曜日とあって見学者も多かったのですが、来てくださいました。

着物も帯も独自の「夢こうろ染」を考案されたご主人の作品です。

 

 

「何を着ていったらいいですか?」とのお尋ねに

「ご自分の着たい着物を着ましょう」

とお答えしました。

着物は着る場所によって相手を思いやったり、他の方と調和することを第一に着る着物や帯の格を考えます。

 

でもこの場は思いっきりご自分が「着るを楽しむ場」として利用していただきたいと思っています。

 

気持ちが上がりますもの!!!

 

 

日本の文化に興味がある方だったので、結果として全員素敵なお着物で参加されました。

着物好きのみなさんでしたので、それぞれのお着物のこだわりポイントなどをお話ししていただけました。そういうのを知るのも楽しいですよね。

 

吉田山荘さんという「気」が満ちた、素晴らしい空気感に包まれていたから余計に気持ちも上がったのでしょう。

 

つづく

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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