「着物の色合わせ」は洋服のセンスで良し☆着物のご相談承ります「着物コンシェルジュ」
「彼岸花が10月に満開なんて変だね。それほど今年は暑いんだね」いつも季節を外さずお彼岸に咲く彼岸花(曼珠沙華)が10月に咲き、いつもは10月にどこからともなく香ってくる金木犀がまだ咲きません。10月10日だというのに、、、
ようやく袷(あわせ)に着替えました。
以前なら10月1日からは裏が付いていない単衣(ひとえ)から袷(あわせ:裏付きの着物)に変える「衣替え」です。
遅くまで前の季節を引きずるのは「野暮」おしゃれな人は季節の先取りをするのは着物も洋服も同じです。
でも気温が30度を超えているのでは暑くてとても無理!
1日送りで延ばしていましたが、東京でセミナーの打ち上げに予約が取れず滅多に行けない天ぷらの名店「みかわ是山居(ぜざんきょ)」へ行くのに、さすがに秋らしいものを着たくなって茶泥の大島紬を着ました。
ところで袷(あわせ)ってどんなものでしょう。
「ひとえ」は着物の表地だけで仕立てますが、袷は腰から下の八掛(はっかけ)と腰から上が嬲裏が付きます。
八掛は表(着物)に合わせて選びます。裾(着物の一番下)と袖口に少し見えます。
ほんの少ししか見えないのですが、その色(柄物をつける場合もあります)は着る人の個性を表しますし、あわせる帯が変わってしまうから不思議です。
「裏だからそんなにわからないわ」は厳禁です!
裾の色は前からあまり見えなくても後ろからしっかり見えます。
手を動かした時、袖口の中の色がしっかり見えます。
要するに、自分が見えていなくても他の人からはしっかり見えているということです。
例えば30年くらい前には(ひょっとしたら今でも)ほとんどの大島紬にはエンジやオレンジの八掛が付いていました。着物が地味だから裏は派手にしてバランスをとる、それが着物のおしゃれという考え方でした。「着物の色合わせはこれでいいのよ」と言い放っていました(ひょっとしたら今でも)
「明らかに昔の着物だな」と感じてしまうのはそういった色に対する美意識の違いかもしれません。
形は着物であってもその方の個性を表す色や似合う色を用いるのは大切です。
着物の色柄はそのままでも八掛を変えると本当にイメージが変わります。
私は背が高いのであまり可愛い感じは似合いません。
着物がカッコイイ系なのでそれを邪魔しない色、年齢に関係ないグリーンをつけました。
着物と、かけ離れない色をつけることによって帯が合わせやすくなります。
着物を袷に仕立てられるときは着物の色柄だけではなく、八掛の色合わせにも気を配って自分が「いいな」と思える色を選ぶといいですね。
お手持ちの大島紬は着物自体は色柄ともにあまり変わってはいないので、八掛を変えてみるのもいいかもしれません。
八掛は全部ほどいて仕立て替えなければ変えられませんので費用もそれなりにかかりますが、これから着たいと思われる着物はそれをかけても余りある価値があるかもしれません。
私でよろしければ、そういったご相談を承ります。
その方にとって思い出があるかどうかは別ですが、「これから着られる色柄かどうか」や「お似合いになるか」「お手持ちの帯が合うか」「そもそもどこへ来ていけるのか」などお話しできると思います。
その上で八掛を変えるとか、サイズをあわせるとかというご相談を伺うこともできます。よろしければお問合せからメッセージを入れてくださいね。
「着物コンシェルジュ」
「おばあちゃんやお母様からもらった着物を着たいけど何からどうすればいいですか」
「今着られる着物はどれでしょう。見て欲しいです」
「この着物が、どこへ着ていけるのかわからなくて着られないんです」
「着物と帯、どれを組み合わせたらいいですか」
「サイズが私に合いますか」
「帯がクタクタで結びにくいのですが、結びやすくなりませんか」
「母の帯が私には似合わないと思いますが、思い出があるので何とか使えませんか」
・・・・・
「どうしたら着られるようになるか」「誰に相談すればいいのか」
何十年も着物に関わり、何万人の方の着物をお見立てしてきた経験と現在、呉服屋を営んでいるからこそのアドバイスができます。
相談料は 3,000円/1時間 (税別)
純粋に一番良いと思う方法をいろいろご提案させていただく料金です。相談した上で、他店やネットでお求めになっても一向に構いません。
まずは、「こんなことで困っています」「どうしたらいいでしょう」
お問い合わせに書いてください。
ある程度のことはメールでもお応えできます。
メールによるご相談は無料です。
その上でお考えいただいても結構ですよ。
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