「一見さんお断り」京都で今も続く人と人の強い結びつき☆祇園というコミュニティー2
もう20年くらい前になるでしょうか、その祇園の割烹料理屋さんを紹介してくださったのは祇園に小さなおかき屋さん(あられ屋さん)の女将さん(おねえさんと呼んでいました)でした。
おねえさんは昔、舞妓さんから芸妓さんになった方でとても売れっ妓だったそうでその頃80歳も過ぎていはったと思いますが、こざっぱりとして綺麗な方でした。そこへ寄るといつも花街のしきたりや昔話を聞くのが楽しみでした。誰にでも話す人ではなかったのですが、何故か気に入っていただけて長い時には1時間以上もお話を聞いていました。
夕方、そのお店の前を舞妓ちゃんがお座敷に呼ばれて歩いて通らはるとき、必ず「こんにちは」とお店の中を見て丁寧に挨拶されたものでした。花街では上下関係、お世話になっている方にはきっちり挨拶するようにきつくきつくおかあさん(舞妓さんが所属する置屋さんの女将さん)に教えられてはるので横を向いて素通りされることは絶対にありませんでした。
祇園ではそのおねえさんの紹介で、というと格式のあるお店ほど大切にしてくれはりました。
ミシュラン三つ星を取っていたお料理やさんへランチに行った時もおねえさんの紹介でと言ったらわざわざご主人が出て来はって私たちだけに「これからちょっと出かけますのでよろしゅうお伝えください」と丁寧に断って行かれました。
なぜあのおねえさんがそこまで力を持ってはったのか未だにわかりませんが、今でも時々亡きおかみさんのことを思い出すのです。
お茶屋さんは今も「一見さん、お断り」です。その意味は、、
つづく
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「花街に学ぶ」何100年も続く仕組みと秘訣
祇園で舞妓さんからおもてなしを学ぼう
■ とき 8月27日(火) 17時〜
■ 場所 ミシュラン一つ星、祇園「味ふくしま」
■ 8名さま あと4名さまです。
■ お申込期限 8月1日(木)
人数に達し次第締め切りさせていただきます。
由紀子の花街基礎講座
花街には学生時代に日本舞踊を習いに行っていたり舞妓さん達の踊りを見に行ったりしていた経験から舞妓さんや芸妓さんのことはほんの少しですが聞いています。
花街のしきたりや歳時記、舞妓さんがどのようにデビューしてどのような生活をしてはるのか、、、私が知っていることを先に伝授させていただきます。
よろしかったら祇園へ行く前に来てくださいね。
■ 山兵さろん 15時〜
浴衣やきものが欲しい〜、大歓迎です!基本的にオーダー仕立てですので先にご連絡くださいね。
お家にある方は持って来ていただいたらさろんで着付けします。
■ 着付けは14時〜
お席が埋まり次第募集を締め切らせていただきますのでお早めに申込フォームに書いてポチッとしてくださいね。
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