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「その着付けが出来るようになりたいんです」お客様の夢☆「山本流着つけ」誕生物語 2

着付け

「この着付けが習いたいんです。着付け教室をやってください」

 

何人ものお客様から言われました。

まさか、当店のお客様からそんなお声が上がるとは思ってもみませんでした。

 

 

「着付けをしてほしい」どんなに朝早くても、定休日でも40年以上ほぼお断りしたことはありません。

いつでも無料で着付けして差し上げているのだから、当店のお客尼に限って着付け教室は必要ないと思っていました。

 

でも「なぜ着付けを習いたいの?」と聞いてみると、

・儀式や人前へ行くときは着せて貰えばいいけど「ちょっと着てみたいな」と思った時に自分で着られればもっと着物が何回も着られる。(なるほど!)

・「ちょっとそこまで」にお店まで来るのは面倒でしょ。予約してないと着れないし。(そう言われれば・・)

・着せてもらうだけじゃなくて自分でも着られたら、もっと楽しい。(ですよね ♪)

こう言われたのが何人もありました。

 

また

・大学の卒業式に娘に袴を着せてあげたい、そして私も一緒に着物を着て卒業式に行けたらいいなと思って。

・クルージングに行った時、自分で着たい。

・いつもランチに着物を着てくる友達をビックリさせたい

なんていう具体的な夢もありました。

 

 

共通していたのは、

「いつもの、この楽な着付けを自分でもできるようになりたい!」その切実な思いでした。

 

 

お客さまの願いを叶えるべく「山本流 着方教室」を始めることになったのです。

 

 

「着物が好きで、自分で着たい!」

「もっと着物のことを知りたい!」

「着物が好きな人と一緒に楽しみたい」

そういう思いの方が集まった「着物同友会」です。

 

 

ですから、ほぼ毎月、着物でカフェやランチに行ったり、お祭りに参加したり、旅行したりしています。当店の展示会にも店で着替えて一日着物を楽しむなんてこともしています。

また、そこで仲良くなった方達のグループで美術館へ行ったりしていらっしゃいます。

 

 

「京都へ行ったときに、ゆっこさんの着付けを習いたいけど1回では無理よね」

何人かの友だちに言われました。

いつも着物を着ている私みたいに着られたらいいな〜と思われたそうです。

 

 

「遠方の方でも出来ないだろうか」

そんな気持ちがムクムクと湧き上がりました。

 

続く

 

 

 

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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