「続ける」で得られるもの☆お墓をやりかえるのを誰にお願いするか決めた理由
「ふ~~、21日間のお墓まいりが無事終わったー!」
ゆるーく続けることと毎日きっちり何があってもやり通すこととは気持ちの重圧が違いました。
祖父が墓相学にこだわって作ったお墓は周りに竹垣がしてあってその落ち着いた佇まいが小さい頃から好きでした。でも父のお墓を立てる場所がなく根本的にやりかえる必要がありました。
父が亡くなって丸3年を過ぎ「そろそろお墓をきちんとしないといけないね」と母が言い出しました。遠いのですが、経営の勉強会でお友達の岡崎市の石材屋さん「小林秋三郎商店」小林敬央さんにお願いしたいと思いました。
いろいろな打ち合わせが終わってお願いすることを決めた後、小林さんは「21日間欠かさずご先祖様に今度お墓を直しますのでよろしくお願いします」とお参りしなさいと言われました。静かに休んでいるご先祖さまにでも心の準備は必要なのだと納得できました。見えないものを大切にされていることにも共感できました。
ほぼ毎日、朝ウオーキングしている私にとっては簡単なことだと思いました。病気をしたのをきっかけに健康を維持するためには歩くのが一番いい、朝の自由時間ならやろうと思えばできると始めました。
「氏神さんとお墓は毎日参ったほうがいいよ」と友人のアドバイスで三輪神社へお参りしてお地蔵さんに手を合わせお墓のあるお寺へ坂の登り降り、山際をぐるっと回る25分コースです。
雨の日も雪の日も毎日歩いている私を見て近所のおばあちゃんたちは「よく続けてるね~」と声をかけてくださいます。通勤通学の人は天気は関係なく通うのですから当たり前、健康のためにも老化防止にも(笑)自分のために必要だと思っています。緑の山や木々に囲まれて四季を感じられる揖斐を歩くのはとても気持ち良いです。ゆる〜く10年続いています。
小林さんと知り合ったのは経営の勉強会の懇親会の場でした。人の話を聞きながら寡黙でニコニコしていらっしゃったのが印象的でした。だからその場ではお話ししたこともほぼありませんでした。でも小林さんにお願いしたいと思ったのは「この人に頼んだら間違いない」と感じられたことでした。
実際、自分でもお寺の念仏会を12年、伊勢神宮の早朝参拝を16年もずっと続けていらっしゃるそうです。人に言うだけでなく自分でも続けていらっしゃる人の風格とでも言うのでしょうか、そんなものが感覚として伝わってきました。
6月24日小林さんのフェイスブックの投稿です。雨の中でも行っていらっしゃったのですね。
やろうと思った時にみんなに言ってしまうと実現する可能性が高いと言われています。人に話すと自分の思い込みが強くなりますし、宣言した手前やらなければ恥ずかしいとプレッシャーがかかります。
反対に、言わなければ恥を掻くことはありませんが「やっぱり出来なかった」「途中でやめてしまった」ということは自分が一番知っています。
「続ける」ということはやろうと決めた「自分との約束を守る」ことだと思います。続けられたことによって自分を信じられます。自分が決心さえすれば何でもできると思えます。
お参りを何年も続けていらっしゃる小林さんに「自分にさえ嘘をつかない強い信念」を感じたからこそこの方にお願いしたいと思ったのでしょう。
お墓をお願いする打ち合わせを色々していたら7時半近く、いつの間にか薄暗くなっていました。
岡崎までは2時間以上かかります。話し込んでしまって申し訳なかったな、気をつけて帰ってくださいの気持ちで車を見送っていました。
まっすぐ行かれるはずの車は直ぐに左折して、、、きっとうちのお墓へ行ってくださったのだと思いました。ご先祖様にお参りしてくださいと言われた小林さんだから契約したことを報告に行ってくださったのでしょう。(後日、お会いした時に聞いてみたらやはりそうでした。)
車を見送りながら小林さんに頼んだこと、自分が感じた信頼は間違いなかったと改めて確信しました。
振り返って私も自分にウソをつかない生活、やると決めた事は「続ける」と決意しました。先ずはこのブログ、始めたばかりの京都店を続けていきます。よろしくお願い致します。
この記事へのコメントはありません。