収納はどこに?クローゼット掛けは?☆男性の着物はじめ
クローゼット掛けは大丈夫ですか?
先に購入した着物の保管場所と入れ物ですが、現在クローゼットにハンガー掛けしてます。
着物一式をお誂えしていただいた北川幸一様からメッセージをいただきました。
お母の桐箪笥を整理されたらカビが木に付いていたので廃棄されたそうです。
絹の着物にとってカビは大敵!!
カビが生えたタンスに入れられなかったことは正しいです。
でもクローゼットに洋服のハンガー掛けは ひゃー〜、やめて!!
びっくりして収納を見に行って、ご相談に伺うことにしました。
着物の畳み方もお教えするために。
クローゼット掛けがいけない理由は2つです。
1、表生地と裏生地が離れてしまってぶくぶくになります。
着た時にシャキッとした感じがなくなり、いい加減な印象を与えてしまいます。
2、洋服のハンガーは立体的な洋服を掛けるように肩が下がっています。着物は直線ですので、型崩れします。
着物を着た後は
1、着物ハンガーに数日かけておきます。
干して、着た時の温もり=湿気を取るためです。
2、汚れがないか確認しながら畳みます。
畳む時に注意すべきは、
汚れがないか確認することです。
特に汚れやすいのは上前(着た時に腰から膝あたり)衿です。
元から付いている線(仕立て屋さんが付けた)山折り、谷折り通りに畳むことです。
余分な畳みシワをつけると着た時に見苦しいです。
他のシワをつけてしまう原因にもなります。
ぶくぶくになって折線が見にくくなっていたので、畳み方をお教えして後日畳み方の録画をお送りすることにしました。
ところで、保管場所です。
絹の着物にとっていちばんの敵は「湿気」です。
ですから、できるだけ高い場所、湿気が溜まらない場所を選びます。
一般的にはタンスの下の方より上の方、1階より2階の方がいいです。
台所など蒸気が出たり溜まりやすい場所は避けた方がいいです。マンションなどは密閉性が強いために換気がしていない場所、カビっぽい場所は避けます。
また、紙の箱や段ボール箱に入れておくのはやめましょう。
乾燥する時期はいいのですが、梅雨になると紙は湿気を吸い込んで保湿してしまいます。
ですから、箪笥や桐の箱などに入れておくのをお勧めします。
北川さんには2、3段の引き出しになっている桐の箪笥を2階のオープンクローゼットのいちばん上に置くことをお勧めしました。桐の箱でも良いのですが、下になった箱を取り出そうとすると上の箱も下ろさねばならないので、引き出しの方が便利です。
慣れればそれほど難しいことではありません。
これだけのことを注意していただければ着物は快適に着られます。
「京裳苑」で手に取ってみられます。
京裳苑(きょうしょうえん)は年一回、京都みやこメッセ(京都最大の広い会場)で山本呉服店が主催して開催の着物の新作発表会です。
20数社もの着物や帯のメーカーさんたちが直接出品し、その製作している方たちから直接お話が聞けます。振袖、留袖から小紋、紬、帯揚げ帯締めまで揃っていますので、お好きのものを着てみてコーディネートでき、着姿で見られるので着物好きにはたまらない展示会です。今年で47回続いているのは、ひとえにお客様の支持の証です。
新緑の京都へ来て、着物を存分にお楽しみください。
▪️とき 5月 31日(金). 12:00 〜 16:00
6月 1日(土) 10:00 〜 16:00
6月 2日(日) 10:00 〜 16:00
▪️ところ 京都平安神宮前 みやこめっせ 1階
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