「物にも魂がある」物も人のように大切にすることで、丁寧な暮らしが手に入ります☆「品格の教科書」第1章 捨てる前に「物の天命」をまっとうさせなさい
品格の教科書
「絵が走ってる、かわいい~~♡」
子供が描いた絵に気持ちを和ませながら後ろを運転していました。
「トラックの運転手さんにも家族があるんだなぁ」
トラックが一生懸命家族のために働くお父さんの姿に見えました。
「物にも人のように気持ちをかけて対する」
と言う事を日本人は昔からやってきました。
例えば「針供養」と言う行事は
長年働いてくれた針に対して、
「ご苦労さまでした。ありがとう」
と感謝の気持ちを込めて
折れた針などを柔らかい豆腐やこんにゃくに刺してお寺で供養する催しです。
お寺で供養すると言うのは人間と同じ扱いですよね。
「物にも心がある」
と考えれば大切に扱いますし、
役に立たなくなったからといって、
ポイと捨てたり、放置したりすることはできません。
針を放置しないことは危険を避けることにもなります。
捨てるものにも心を込めて捨てることによって、ものを大切にできます。
捨てる前に、「物の天命」をまっとうさせなさい
<1章しぐさの品格>
そういえば、友人の運送会社さんのことを思い出しました。
トラックの運転手さんにそれぞれが毎日乗るトラックに
自分の好きな女の子の名前をつけてもらいました。
運転席のドアにその名前が書いてあって、
トラックに乗る前に
「〇〇ちゃん、おはよう。今日も安全運転でよろしくね」
と声をかけてから乗り込むことに決めたそうです。
驚いたことに事故は年間を通してほとんどなくなったそうです。
トラックも人間と同じように人格あるものと捉える感覚で、無茶な運転をしなくなったのではないでしょうか。
ものはただの人工物ではなく、
「生き物と同じように魂があるもの」
と考えることは
毎日を丁寧に生き、
自分も大切にすることに繋がるのではないでしょうか。
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