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お正月はなぜおめでたいのでしょう?意味を知ってお正月迎えの準備をしましょう。

歳時記

「お正月はなぜめでたいのでしょう?」

お正月には1年の豊作や家に幸をもたらす「年神様(としがみさま)」が家にいらっしゃるからなのです農耕民族の日本人にとって五穀豊穣をもたらす年神さまはとても大切でした。年神さまに来ていただくために綺麗に掃除をして玄関には門松を立て、悪しき神が入ってこないようにしめ縄を貼ります。鏡餅などは年神さまへのお供えです。ちゃんと訳があるんですね。

三輪神社では鳥居の前に門松と年神さまをお迎えする門が出来上がっています。

 

平成最後の年の瀬も残すところ今日だけになりました。山本呉服店では「お正月を着物で迎えていただきたい」と明日元旦から着物の着付けをします。社員も皆でてきてくれるので年末は29日からお休みをいただいています。とは言ってもお正月の準備があるのでバタバタしています。

 

裏白はいえの裏山に自生しています。

 

今朝は散歩に少し足を伸ばして鏡餅の下に飾る「裏白(ウラジロ)』を採ってきました。シダの一種で裏が白いので「白髪になるまで長生きできるように」という願いが込められています。

最近は近くの産直市場でも100円も出せば売っているのですが、近くにあるのですから自分で調達するようにしています。なんでもお金で解決してしまうことに対するほんの少しの抵抗です。

 

しめ縄にも裏白が付けてあります。白い方を表にします。

 

年神さまは大晦日の夜にいらっしゃるので鏡餅は28日か30日に準備するものです。29日は「苦を待つ」「二重苦」と言って避けます。31日は「一夜飾り」になってしまいまうので早めにという戒めなのでしょう。

私が小さい頃、父がどこかで講演したテープを聞いたのが今も記憶に残っています。「大晦日の夜、針がなくて困っていた方が山本呉服店がまだ開いていて喜んで買って帰られました。縫い針1本くらい儲けにもならないけれど、開いていて助かったとたとえ一人のお客様にでも思っていただけたらそれでいい」と語っていました。縫い針まで関連商品として呉服屋が売っていたことも驚きでしたが、少しのことでもお客さまのお役に立ちたいという父の言葉は今もしっかり耳に残っています。実際、7、8年前まで「除夜の鐘がダリ出したからもうやめようか」と掃除を切り上げるのが恒例でした。年神さまがいらっしゃってからお飾りしていたことになります(苦笑)

 

各店の帳場、火の神様、水の神様にお供えします。

 

それでも年神さまはちゃんと来てくださっていたのですから感謝です。

これでも今日は早めに準備ができてゆっくりできそうです。

皆さまはどこでどのような新年を迎えられるのでしょう。来る新しい年も良い年であるといいですね。

 

 

山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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