柄合わせは裁断の仕方と仕立屋さんとの連携で☆お気に入りの着物を手に入れる方法6

お見立て

パールトーン加工も出来上がってきたので、次は裁断です。

普通は、仕立屋さんまかせなのですが、山本呉服店では伝統的に店で裁断しています。

着物は裁断によって出来上がりの良し悪しが決まります☆裁断を山本呉服店内でやり続けている3つの理由

 

ネコ柄ははっきりしているので、ずれるとガチャガチャの着物になってしまいます。

縫い目でもきちんと合わせるよう裁断しました。そして仕立屋さんにも入念な打ち合わせをしてお願いしました。

 

 

矢印の先が奥美濃縫い目ですが、きちんと1匹のネコになっています。

 

袖付けで縫い目があるのですが、わからないくらい綺麗に合わせてあります。

背中心もそうです。

縫い目で分断されない統一感があることで、すっきりした着物に見えます。

 

ここまでできるのは、

1、当店で責任を持って母か私が裁断していること、

2、悉皆屋さんを通して、海外や見ず知らずの仕立屋さんに任せない。

 

何十年も着物の仕立てだけをしてくださっている地元の仕立屋さんに取りに来てもらい、その場で細かい打ち合わせをしてお願いしているからです。

 

大切な着物を誂えるには着物のことをよく知っているプロのお店を選ぶこと、着物愛に満ちている人ととの出会いでしょうか。

 

[関連記事]

小紋の着物は裁断を仕立て屋さん任せにしないのは「三方よし」

洋服と着物の根本的な違いは裁断にあり☆日本人は「布」を大切に使い回してきた世界一エコな民族です。

「後ろ姿を見られる」より「自分が大切」着物の裁断も伝統より今の方に合わせて☆着物の柄合わせのこだわり

 

 

 

ブログの読者登録、こちらからできます。

 

着物まわりの雑学にも詳しくなります。

自分で着物を着られたら嬉しい〜🎵

 

*山兵、京都 着物を自分で着よう「きもの塾」募集!

 

最大限  2名までの個人レッスンです。

 

持ち物  自分で着られるようになったら着たい着物、長襦袢、半幅帯、

着付け用小物(足袋、肌着、衿芯、コーリンベルト、コーリン結び、腰紐1本、伊達締め、前板)

1回目は着物を着る前に着物の特徴や着方の説明などをします。

その時に持ち物を見せていただいてから始めますのでご相談ください。

なぜ?から学ぶ着方教室

       1回 3,000円

ご都合の良い日を打ち合わせて決めまさせていただきますのでお申し込みフォームに書き込んで送信してくださいね。

 

お問合せは こちらから 

 

申し込みはこちらから

 

 

山本由紀子

595,133 views

明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

プロフィール

ピックアップ記事

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。