着物業界、おかみさんサミットで講演しました☆今、求められるもの1

セミナー

全国から着物専門店の奥さんが集まる女将さんサミットで講演しました。〇〇団体の女性部会はあっても女将さんの会があるのはおそらく旅館と呉服屋くらいではないでしょうか。それほど女性が前面に立つ業界はないのかもしれません。現状認識、コロナ前の業界、コロナ頃後の変化、今後についてお話ししました。

 

コロナで騒がれ始めた2月、私は大変なことになったと思いました。近々に大きく世界が変わるとワクワク系マーケティング実践会小阪裕司先生から言われ、その準備をせよと強く言われていましたが、このような形であっという間に前倒ししてやって来てしまいました。

自粛がどれほどの期間求められるかも問題でしたが、その間に人々の価値観がどう変わるかを見極め、どのように対処するのかが最も大切だと思いました。

 

 

世界ではコロナを「グレートリセット」と言うそうです。世界が同時にリセットされたこんな事は歴史上はじめてのことです。

何が正解で、どうしたらいいのか確信を持って指し示すせる人はおそらくいないのではないでしょうか。

10人10通、100社100通、自社で考えてとにかく行動してみる、検証して考えてまたやってみるしかないのではないかと思います。

 

 

ある組織開発、ITビジネスのエキスパートの友人がそれについての本を書いていると聞いて、この時代に必要な考え方を聞いてみました。

彼女はITリテラシーとコミニケーション力だと言いました。

 

ITリテラシーとは

1、パソコンやSNSを使いこなす基本的な能力

2、あふれている情報の何を選択し、何を取り入れるか

3、それをどのように使いこなし、どう行動するか

だと理解しました。

確かにPCやSNSの知識に乏しい私は、もっと使いこなせたらいいのにと思う場面に突き当たります。できる人との情報量と取り入れられる内容のレベルの違い、スキル(技術)とそのために要する時間に決定的に差を感じます。

その上で何を選択し、どう対処するかには判断力とスピードも求められます。

 

コミニケーションとは意志や感情、考え方を伝達し合うことです。言葉や文字、身振り、手振り、表情、声などによって伝えます。それはリアルに対面しなくてもリモートなどのツールを通じてでもできます。これからこそ人間力が問われるというのです。

コミュニケーション力にはまず相手の方が何を思っているかを気付く能力が必要です。相手を理解できなければ独りよがりに終わります。無関心では何もかも終わってしまいます。

 

気付くには五感が敏感であることが求められます。

 

風の動きに季節の移り変わりを感じ、道端に咲く花を美しいと思える感性です。

美しい着物を纏うことは最もそういった感覚を呼び起こしてくれるものだと思います。

 

これからこそ心を豊かにしてくれる着物が求められる時代となると思っています。

つづく

 

山兵、京都さろんで

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1 お茶をしながらお話を伺います。 着物ってその方の雰囲気で着るものです。どのような方で生活の中でどのようなシーン(場面)で着られたいのかお話しを伺います。

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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