「人のご縁」と「恩送り」1☆立命館中高の清田祥一郎先生との出会い
「サインしてもらえますか」ニコニコとそばに来てくださった笑顔がいまだに頭から離れません。
大阪でトナックブーケさんが開催してくださった講演が終わった時でした。
この方の笑顔ってどこから出るんだろう?
中から何か出てくる人間としてのあり方「品格」を感じました。
それが長岡京にある立命館中高の清田祥一郎先生との出会いでした。
「品格の教科書」を読んで、先生や生徒さんにも紹介したいと言っていただけました。
そこで本にサインをして寄贈させていただきました。
夏休みが終わって、立命館中高の図書館では「品格の教科書コーナー」を作っていただけました。
そこまでやっていただけた司書さんに感謝です。
「教科書」と名が付いた本ですので、学校で読んでいただけることで願いが一つ叶いました。
本のお礼と清田先生が何冊もの本を送ってくださいました。
立命館中高では東日本大震災の後、福島との絆を深めひまわりの種を育てたりしていらっしゃいます。
ひまわりは人々の気持ちも元気に明るくしてくれます。
種は油を取って燃料にも使えるそうです。
福島から送られて来たひまわりの種を育てて種をまた福島へ帰します。それを福祉施設で詰めて次の里親にひまわりを育ててもらう、ひまわりの種を循環させることで雇用も生まれます。福島を応援しようという気持ちも生まれます。
以前に私も友人から勧められてひまわりの種を育てる活動に参加していました。
そういえば清田先生が「恩送り」と言う言葉を何度か使われました。
自分が受けた恩はその人じゃなくても次の誰かに返していくものだと言う考え方です。
阪神大震災で被災した人たちが「多くの人に助けられたから」と東日本大震災の被災地に手を差し伸べたのも、
立命館中高の福島への取り組みも、まさに「恩送り」と言えるでしょう。
「人間は一生のうちに逢うべき人には必ず逢える。しかも一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に」
講演の中で私が明治時代の教育家、森信三さんの大好きな言葉を使わせていただきました。
清田先生も大いに共感してくださいました。
立命館の生徒さんたちが石巻を訪れて現地を見て出会った人に直接話を聞いた経験は宝物でしょう。
目の前のことを自分ごととして捉え、そこで出会った人たちとご縁で結ばれた一人一人の物語にじーんと来ました。
中高生の時にそんな経験をできたのはその後の人生に大きな影響を持ちます。
こういう先生や環境で学校生活を送り、
そういう素晴らしい出会いと価値観を身につけられる生徒さんは幸せだなあと思うのです。
私が清田先生に出会えたのも「一瞬早すぎず、一瞬遅すぎず」ちゃんと意味のあることなのでしょう。
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