ドラッカー学会糸島大会に参加して☆ドラッカー「予期せぬ成功」の生み出し方

セミナー

福岡県糸島で開催されたドラッカー学会2024秋大会に参加してきました。

自慢じゃないけど一冊として最後まで読み切った本はありません。たくさん「積ん読」です。

それでもドラッカー大好きはやめられない!

 

 

糸島が注目を集め始めた30年くらい前、レストラン「ぶどうの樹」へ行って以来の訪問です。

売上日本一を誇る農畜産物直売所「伊都菜彩」では新鮮な魚が驚くほど安くて羨ましかった。鯛の水揚げは全国一なのだとか。岐阜でも京都も鯛はぽぽ養殖しか売られていないから抗生物質たっぷりの餌が怖くて食べなくなっっています。天然の鯛が3匹で580円、ヒェ〜〜

減農薬の意識が高い農業、元気でピチピチした野菜は今やブランドになっています。

住むには素晴らしいところです。

 

 

ドラッカー学会共同代表の井坂康志さんと椎木講堂で

 

大会はあの内藤廣さんが設計された九州大学の椎木講堂でした。

内藤さんの独創的で美しい建築デザインの数々は直感から生まれたそうです。

牧野冨太郎記念館島根文化芸術センターもふとした時に思いついたデッサンがそのまま建築になりました。静岡県草薙総合運動場体育館に至ってはヤクルトの蓋のギザギザから思いついたとか。

“キレイだ” と思うのは理屈じゃない、直感。そのことを考えていない時に視界の外からやってくると。

 

 

これって、ドラッカーの「予期せぬもの」がイノベーションを起こすという視点と同じなのでは?

 

人間の心は予期せぬ出来事に対して、ある程度「鈍感」にできています。前例がない、自分は大丈夫、まだ大丈夫などと過小評価して、自分にとって都合の悪い情報を無視したり過小評価したりする特性があります。改革する、何か新しいことを始める、創造性にはその鈍感さ、過小評価化から自由になることなのか。美しいものを見て美しいと思うことこそ直感を養うこと、その向こうに創造性が生まれるのでしょう。

 

内藤さんの話が深すぎてまだまだ自分の中で消化し切れていません。これから徐々に醸されてだんだん深まっていくのでしょう。

 

 

糸島の夕日を眺めた素敵なリトリートも

内藤さんが設計された椎木講堂も

ドラッカー学会の人たち、そこに集まった人たちと語り合うことも

糸島のおいしい食べ物も

ガチガチに覆った日常性バイヤスにいっぱい風穴を開けてくれるのだろうと思います。

 

 

ドラカー学会理事の原田由美子さんのお誘いと友達の後藤真紀子さんのサポートで母と一緒に参加できたこと、

たくさんの友だちに久しぶり~と会えたのも、

何もかもが感謝しかありません。

 

 

 

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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