「挑戦」してワクワク人生☆81歳の着付け教室 新入生

由紀子の日々

「私81歳なんですよ。これから着付けを習うかと言われたけど、私はどうしても人生ややり残したことがあると思いながら死にたくないと思ってきました」

 

 

昨日は新しい着付け教室の説明会でした。

来てくださった女性はとても81歳には見えない元気で、はつらつ、はっきりとものを言われる方でした。

「実はね。私日本舞踊も習い始めたんですよ。私は若い時、器械体操をやっていたから日本舞踊が上手になるとはとても思えなかったのでね、せめて着物がきれいに着られたら踊りも良く見えるかと思って」(笑)

 

驚くことに、3軒見て回って決められたそうです。

初めての人に会う、新しいところへ飛び込むのは勇気が要ります。ついつい、まあいいや〜と始められないものです。聞いて私まで元気をもらいました。

 

 

右)小篠綾子さん みやこめっせが京都勧業館だった頃。父も健在、母も若かったな〜

 

NHK朝の連ドラ「カーネーション」の主人公「小篠綾子」さんは自らもデザイナーとして活躍し、日本のトップデザイナー、コシノジュンコさんら三姉妹を育てられた人でした。うちの母はずっと仲良くさせていただいていました。

 

 

綾子さんが80代後半だったと思います、突然電話がかかってきました。

「あんたなあ、一緒に学校へ入らへんかー」なんと、それはできたばかりの吉本の学校へのお誘いでした。

綾子さんと吉本へ行った母は早口言葉の練習をさせられたそうです。

「全く口が動かなかったわ〜」と笑って帰ってきました。歳は関係なく、新しいことに真面目に取り組まれる綾子さんを見て感動したと話していました。

綾子さんは足が痛くても決してネガティブな言葉は決して口に出されませんでした。93歳で亡くなる直前まで仕事をし、生涯現役でした。

 

 

 

もうお年だからと諦めるのは自分です。若くても同じです。

もう無理だと挑戦しないのも自分です。

81歳から初めて着付けを習いたいと来て下さったポジティブな女性とこれから着付け教室でお会いするのが楽しみです。私もワクワクしています。

 

 

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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